ヘンリー・カルヴィン

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ヘンリー・カルヴィン
1946年から1947年にかけてブロードウェイで活躍した頃の写真。
生誕 ウィンバリー・カルヴィン・グッドマン
(1918-05-25) 1918年5月25日
アメリカ合衆国 テキサス州ダラス
死没 1975年10月6日(1975-10-06)(57歳)
アメリカ合衆国 テキサス州ダラス
墓地 テキサス州ダラス グローブ・ヒル記念公園
職業 喜劇俳優
活動期間 1949–1971
著名な実績 怪傑ゾロ(ガルシア軍曹)
配偶者 エドナ・フランシス・グッドマン (1908–1962)
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ヘンリー・カルヴィン(Henry Calvin、1918年5月25日 - 1975年10月6日)とは、アメリカ合衆国俳優。本名はウィンバリー・カルヴィン・グッドマン。彼は1957年から1959年にかけて放送されたアメリカのテレビドラマ「怪傑ゾロ」で、スペイン兵のデメトリオ・ロペス・ガルシア軍曹として知られている。

経歴[編集]

ヘンリーはテキサス州ダラスに生まれ[1][2]、幼少期は地元のバプティスト教会で聖歌隊として歌い、ソリストとしてもしばしば注目を浴びていた[3]。 幼い頃にウィネッカ小学校に通学、テキサス州ダラスのサンセット高校を卒業した後、サザン・メソジスト大学を経て、俳優、歌手としての活動を始める[4]

活動[編集]

1950年に、カルヴィン自身のNBCラジオ番組を開き[2]、ブロードウェイに出演。Kismetでは、ワジール警部として出演したこともある[1]。 1952年に子供向けテレビ番組『Howdy Doody』でビッグ・ベン役、1956年には『Crime Against Joe』でレッド・ウォーラー役で映画デビュー。 『怪傑ゾロ』で活躍するデメトリオ・ロペス・ガルシア軍曹は、ゾロと彼の仮の姿であるドン・ディエゴ・デ・ラ・ベガ(ガイ・ウィリアムズ)のコミカルな敵役だった。時には友人(特にディエゴにとって)であり、時に友人(特にディエゴ)、時に敵として、ガルシアはいつも他の登場人物に振り回され、食べ物とワインには弱い方だった。 また、『怪傑ゾロ』の主題歌を歌ったことがある[2]。カルヴィンの豊かなバリトン声は、作品中の数々の音楽にも参加している。シリーズを通して多くの音楽の幕間に貢献し、酒を飲む時の歌からセレナーデまで、様々なジャンルの音楽を歌い上げた。また、アネット・フニチェロとデュエットしたエピソードもある。 ABCとの契約問題で本作の放送が終了した後、1960年と1961年にウォルト・ディズニー・プレゼンツの一部として放送された全4話のゾロで、ガルシア役を再び演じている。


担当作品[編集]

担当作品 日本語吹き替え版
Crime Against Joe レッド・ウォーラー -
The Broken Star ソートン W. ウィリス -
The Yeomen of the Guard (Hallmark Hall of Fame) ウィルフレッド・シャドボルト -
怪傑ゾロ デメトリオ・ロペス・ガルシア軍曹 小松方正
サーカス小僧 ベン・コッター
Walt Disney Presents『怪傑ゾロ』(全4話分) デメトリオ・ロペス・ガルシア軍曹 -
おもちゃの王国 ゴンゾーゴ 金子由之 (VOD版)
The Dick Van Dyke Show サム・ポメランツ -
Petticoat Junction ピクセリー・ファッツ -
Ship of Fools グレゴリオ (太った男) -
0022アンクルの女 シェイク・アリ・ハセン 不明
ブラザー・ピーター 不明
逃げろや逃げろ!! ジョーズ 不明
Mannix ラザーロ・フィゲロア 不明

脚注[編集]

  1. ^ a b ヘンリー・カルヴィン - インターネット・ブロードウェイ・データベース(英語)
  2. ^ a b c Cotter, Bill (1998–2004). “Zorro - A History of the Series”. Walt Disney's Zorro tribute site. 2008年2月7日閲覧。
  3. ^ Mary's Guy Williams Fan Site - Henry Calvin”. www.celebhost.net. 2021年12月7日閲覧。
  4. ^ Henry Calvin”. Zorro Fanz Central (2007年). 2008年2月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年2月8日閲覧。

外部リンク[編集]