プラスチベース

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Jump to navigation Jump to search

プラスチベース®(英:Plastibase®, Bristol Myers Squibb)とは大正富山医薬品販売、大正製薬製造の炭化水素ゲル軟膏基剤である。内容物として流動パラフィン95%、ゲル化剤としてポリエチレン樹脂5%を含む。1959年2月16日に発売され古くから使われている。10gあたり47.90円と安価である。(2014年 薬価)

特徴[編集]

鉱質油から精製されるが、不飽和基(二重結合など)を持たないので化学的に安定している。室温保管で、使用期限は3年である。抗原性が低いので軟膏剤の基剤として広く用いられている[1]白色ワセリンよりも洗い流しやすいが、疎水性の軟膏であるためクリーム剤よりも洗い流しにくい。刺激性の少ないことから、眼軟膏の基剤としてはこのプラスチベース®と高純度な眼科用白色ワセリンであるプロペト®が用いられることが多い。

ヒトの皮膚は、皮脂腺からの分泌物に覆われており、嫌気性環境で表皮ブドウ球菌などが共生している。プラスチベース®によるアルカン皮膜はその代替として有用であり、皮膚の湿潤療法でしばしば処方される。

参照・引用[編集]

  1. ^ http://www.interq.or.jp/ox/dwm/se/se71/se7129801.html

関連項目[編集]