フッ化ビニリデン
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フッ化ビニリデン vinylidene fluoride | |
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別称 1,1-ジフルオロエチレン | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 75-38-7 |
国連/北米番号 | 2347 |
特性 | |
化学式 | C2H2F2 |
外観 | 無色の気体 |
密度 | 2.2g/cm3 |
融点 |
-144℃ |
沸点 |
-83℃ |
水への溶解度 | 不溶 |
危険性 | |
主な危険性 | 爆発性 |
発火点 | 640 °C |
関連する物質 | |
関連物質 | 1,1-ジクロロエチレン |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
フッ化ビニリデン(英: vinylidene fluoride)は化学式C2H2F2で表される化合物。
性質
[編集]常温ではエーテル様の特徴的な臭気のある無色の気体[1]。蒸気密度は2.2g/cm3で、空気より重い。
用途
[編集]フッ素樹脂やフッ素ゴム、ポリフッ化ビニリデンのコモノマーとして利用される[1]。
安全性
[編集]爆発性のある過酸化物を生成したり、重合により大量に放熱することがある。加熱により激しく燃焼、または爆発する。酸化剤と激しく反応する。燃焼や加熱により、フッ化水素などのフッ素化合物を含む有毒ガスを生じる[1][2]。ラットを用いた実験での半数致死濃度(LC50、4時間換算値)は100000ppmで、眼や皮膚への刺激性は確認されていない。ヒトへの曝露により、弱い麻酔作用がある[1]。