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ピンチカット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ピンチカット(英:pinch cut)とは、タイヤ内部のカーカスコードが切れて、サイドウォールの一部が、空気圧により瘤のように盛り上がってくることである。走行上は、あまり変化も無く、タイヤの空気も抜けないので気付かないことが多いが、この状態のまま走行を続けるとバーストする可能性があり、大変危険である。修理は不可能で、タイヤ交換が必要である。

原因

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タイヤが縁石などの段差に乗り上げ、サイドウォールに強い衝撃を受けると、外見に傷がなくてもタイヤ内部のカーカスコードが損傷することがある。徐行で乗り上げて起こることは少ないが、ハイスピードで乗り上げると起こりやすくなる。過積載やタイヤの空気圧が低いなど、タイヤが変形しやすい状態でも起こりやすい。また、カーカスコードが損傷してから徐々に進行し、いつのまにかピンチカットが起きている場合もある。