ピブロクト

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ピブロクトPibloktoq[1]Piblokto)は、文化結合症候群のうち、北極圏におけるイヌイット社会にのみ見られる精神疾患の一つとして名づけられた名称。に最も広く現れて、北極ヒステリーとも呼称する[要出典]

症状は、最も多く見られるのが極端な周囲への無関心であり、他にも激しいヒステリー、落ち込み、食糞等が見られる[要出典]。ヒステリーを起こした場合、状態は数分から数時間持続し、その間、動物の鳴き声に似た声を出すといった特徴がある[要出典]。また、突然叫び声をあげ、服を引きちぎるように脱ぎ捨て、裸のまま外に飛び出し、雪の上を転がり、走り回った後、倒れ、昏睡状態になる場合もあり、そのまま凍死してしまう事もしばしばあるという[要出典]。傾向としては、イヌイットの女性の間に最も多く認められる[1]

原因としては、イヌイットの食事にカルシウムが不足がちである事が考えられている[要出典]。特に食料が不足する冬は、低カルシウムになりやすく、その事から冬に最も発生しやすくなると推測される[要出典]。その事から、イヌイットが欧米の影響を受け、近代化するようになった現在では、発生率が大幅に低下している[要出典]

脚注[編集]

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  1. ^ a b Pibloktoq. (n.d.) Segen's Medical Dictionary. (2011). Retrieved February 26 2017 from http://medical-dictionary.thefreedictionary.com/Pibloktoq

関連文献[編集]

  • Higgs, Rachel D. (2011) "Pibloktoq - A study of a culture-bound syndrome in the circumpolar region," The Macalester Review: Vol. 1: Iss. 1, Article 3.
  • Landy D (1985). “Pibloktoq (hysteria) and Inuit nutrition: possible implication of hypervitaminosis A”. Soc Sci Med 21 (2): 173–85. doi:10.1016/0277-9536(85)90087-5. PMID 4049004. 
  • Littleton, K (1962). “Psychosis in inuit society”. American Anthropologist 64: 76–96. doi:10.1525/aa.1962.64.1.02a00080. 
  • Morton R (1978). “Hypervitaminosis A”. Soc Sci Med 11 (4): 90–142. 
  • Parker, S (1962). “Eskimo psychopathology in the context of Eskimo personality and culture”. American Anthropologist 64: 76–96. doi:10.1525/aa.1962.64.1.02a00080.