ビーフェルド-ブラウン効果

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ビーフェルド-ブラウン効果(ビーフェルド-ブラウンこうか、: Biefeld-Brown effect)は電極間に高い電圧をかけ、片側の電極を放電し易い尖った形状にすると、放電によりイオン化した気体の移動によって、電極に推力が発生しているように見える現象。1928年にトーマス・タウンゼント・ブラウン英語版が発見し、その論文を取り扱ったポール・アルフレッド・ビーフェルド英語版が共同で発表した。イオンクラフトが浮上・飛行する原理である。

いわゆる反重力未確認飛行物体 (UFO) の動力である等、しばしば疑似科学の領域で話題に上がる現象の一つであるが、現実には電気流体力学英語版の領域で扱われる現象である。

2006年、ディスカバリーチャンネルのテレビ番組『怪しい伝説』第68回「クリスマスの電飾の危険 (原題: Anti‐Gravity Device)」[1]において、巷にいくつかある「反重力装置」の効果を検証した中で言及された。そこでは「高電圧で重力を中和する」という触れ込みのキットを組み立てて作動させたところ本当に宙に浮いたが、実際はイオン風を利用しているのではないかと仮説を立て、真空チャンバーの中で実験を行ったところ浮上しなかった。さらに、カリフォルニア大学バークレー校の物理学教授の元へ装置を持ち込み、高精度で重力変化を測定してみると当然ながら変化はなかった。

特許等の情報はen:Biefeld–Brown effectを参照されたい。

脚注[編集]

  1. ^ Discovery Channel | ディスカバリーチャンネル | 怪しい伝説:クリスマスの電飾の危険 (Internet Archive)

関連項目[編集]

参考文献[編集]