バルセロナ地下鉄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
バルセロナ地下鉄
Metro Barcelona train type 4000.jpg
基礎情報
所在地 スペイン バルセロナ
種別 都市高速鉄道
路線数 9
駅数 123
運営
開業日 1924年
運営者 バルセロナ交通局 及び カタルーニャ公営鉄道
仕様
路線総延長 104.8 km
テンプレートを表示
バルセロナ地下鉄路線図
Plaça de Catalunya 駅 (L1)
Universitat 駅 (L1)
Gavarra 駅 (L5)

バルセロナ地下鉄カタルーニャ語スペイン語Metro de Barcelona)はスペインカタルーニャ州バルセロナの大量交通機関の一つであり、バルセロナ中心部の地下と郊外の地上を走る大規模な電気鉄道ネットワークである。現在建設中の2路線(L9、L10)を含め、11路線209駅を有し、総延長157.51kmの路線網を有す。L9及びL10以外の現在営業中の路線は102.6kmである。無期限休止中の駅がいくつかある。1997年からネットワークは都市輸送公社 (ATM) のネットワークの一部に組み込まれた。2002年にATMは近い将来、新線を2路線(L12、L13)建設すると発表した [1]

歴史[編集]

バルセロナ地下鉄の歴史は現在の3号線の一部が1924年にグランメトロ社によってレセップス(Lesseps)とカタルーニャ広場(Plaça de Catalunya)の間に建設された事に始まる。2年後、トランスベルサル社線(現在の1号線)が市内中心部から1929年バルセロナ万国博覧会会場であるエスパーニャ広場(Plaça d'Espanya)及びモンジュイック(Montjuïc)へのアクセスを確保する為、カタルーニャ広場とボルデタ(la Bordeta)間に開業する。

現在、路線網は9路線あり、異なる2社によって運営されている。バルセロナ交通局(TMB)が主要な地下路線を運営し、カタルーニャ公営鉄道(FGC)が広域都市圏への通勤路線を3路線運営している。料金はバス及一部の鉄道を含む街全体のシステムである、都市輸送公社(ATM)の統合運賃となっている。その鉄道乗車券の98%は地下鉄のものである。

路線[編集]

TMBによって運営される路線はL1L5及びL11の計6路線から成る。そして路線図上では色分けされる。FGCの路線はL6L7L8である。バルセロナの地下鉄には路線愛称名を持つ路線は存在しないが、一般的には路線番号と末端駅によって識別される。

TMB路線[編集]

路線番号 ラインカラー 開業年 起終点駅
1号線 (L1) 1926年 Hospital de Bellvitge - Fondo
2号線 (L2) 1995年 Paral・lel - Pep Ventura
3号線 (L3) 1924年 Zona Universitaria - Canyelles
4号線 (L4) 1973年 Trinitat Nova - La Pau
5号線 (L5) 1959年 Cornellà Centre - Vall d'Hebron
11号線 (L11) 黄緑 2003年 Trinitat Nova - Can Cuiàs

FGC路線[編集]

L6~L8の3路線が地下鉄風の通勤路線としてFGCによって運営されている。

路線番号 ラインカラー 開業年 起終点駅
6号線 (L6) 濃青 1863年 カタルーニャ広場 - Reina Elisenda
7号線 (L7) 1954年 カタルーニャ広場 - Av. Tibidabo
8号線 (L8) ピンク 1912年 エスパーニャ広場 - Molí Nou-Ciutat Cooperativa

その他[編集]

Paral・lel駅で地下鉄に直接、接続しているフニクラ・デ・モンジュイックケーブルカーであるが、料金面で統合されており、地下鉄網の一部として路線図にも掲載されている。

路線名 ラインカラーr 開業年 起終点駅
フニクラ・デ・モンジュイック 濃緑 1928年 Paral・lel - Parc de Montjuïc

これらに加え、最新の地下鉄路線図にはレンフェ(スペイン国鉄)やFGCLRTであるTrambaixTrambesòsの路線と駅も濃緑色で記載されている。

9号線・10号線[編集]

バダローナサンタ・クローマ・ダ・グラマネートよりZona Franca地区及びエル・プラット国際空港を結ぶ9号線10号線の建設工事が行われている。PastorとTorrassaの間の主要区間を1号線と共用する路線は26.6マイル (42.6km) とヨーロッパ最長の地下鉄トンネルとなり、駅数は52となる予定である。プロジェクトは2000年に承認された[2]が、幾つかの技術的課題に直面し、一部区間は更なる地質学的分析を必要とた。これが2007年の工事の遅れの原因となり、2012年若しくは2013年まで掛かると見られている。

他路線[編集]

12号線13号線の計画が存在する。

12号線 / R3[編集]

最近R3という名称が与えられたこの路線の為の計画はEsplugues de Llobregat, Sant Joan Despí, Sant Just Desvernなどのバーシ・ヨブレガート郡 (Baix Llobregat) 内のいくつかの都市の首都へのアクセスを、バス・路面電車・鉄道の接続最適化により元の計画よりも効果的に提供する。8億7000万ユーロの予算を投じて、2015年に完成する予定である。

13号線[編集]

この路線は11号線と共に、地下鉄網に組み込まれた2つの地下ライトレールのうちの1つとなる。11号線の場合の様に、 バダローナのCan Rutiの病院など都市内の傾斜地に交通手段を提供する為に計画された。計画では以下の3駅のみが建設される予定であるが駅が追加される可能性もある。

  • Morera
  • Canyet
  • Can Ruti

[編集]

2007年中頃時点で、バルセロナ地下鉄現在営業中の9路線には150の営業中の駅があり、9号線と10号線の全通時には209駅となる予定である。平均駅間距離は650mである。

路線網が充実しない中での駅の圧倒的多数は、ロンドン地下鉄の様な他地下鉄と対照的に多くの階段エスカレーターエレベーターから成る駅施設の構造を生み出した。TMBの地下鉄の標識 (赤色で菱形の中にMが描かれている) は、違う形の菱形のロゴ及び自社のロゴを駅で使用しているFGCの路線では使用されていない。地下においては、一部の駅を除き、装飾は殆どされていない。

休止駅[編集]

多くの駅が一度も開かれないまま閉鎖されている。一部は近隣に移設された。

2012年の路線網 (予定)[編集]

路線 起終点駅 開業年 延長 (km) 駅数
L1 Hospital de Bellvitge - Badalona Centre 1926年 20.72 30
L2 Fira 2 - Morera 1995年 13.53 23
L3 Zona Universitària - Trinitat Nova 1924年 19.22 26
L4 Trinitat Nova - Sagrera-Meridiana 1926年 18.91 25
L5 Cornellà Centre - Vall d'Hebron 1959年 19.16 27
L6 カタルーニャ広場 - Reina Elisenda 1929年 5.38 9
L7 カタルーニャ広場 - Av. Tibidabo 1954年 4.63 7
L8 エスパーニャ広場 - Molí Nou-Ciutat Cooperativa 1912年 11.26 11
L9 空港南ターミナル - Can Zam 2012年 42,6 51
L10 Zona Franca - Gorg 2012年 42.6 51
L11 Trinitat Nova - Can Cuiàs 2003年 2.1 5
合計 157.51 209

バルセロナ都市輸送公社[編集]

バルセロナ地下鉄は都市輸送公社 (ATM) により統制され、運賃が統合されている主要輸送網の一部である。参照: ATM中心部路線・運賃区図, ATM路線・運賃区図

この中にはバルセロナ市境によって内側と外側に区切られた大きな2つの運賃制度がある。これらにはレンフェによって運行される通勤列車であるセルカニアス バルセロナや、会社による地下鉄としてのサービスも始められたFGC線 (L6~L8、また都市圏の多くの地域で鉄道サービスを提供しているその他FGC線)が含まれる。FGCは県内主要都市であるサバデイタラサにおいて、自社路線網の地下鉄拡充として、それぞれサバデイ地下鉄タラサ地下鉄の建設を行っている。

関連項目[編集]

スペインのその他地下鉄[編集]

脚注[編集]

  1. ^ http://people.reed.edu/~reyn/metrobcn.pdf
  2. ^ http://people.reed.edu/~reyn/Linia9.pdf

外部リンク[編集]