ハビエル・ゴメス

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ハビエル・ゴメス
スペインの旗 スペイン
居住地 ガリシア州ポンテベドラ県ポンテベドラ
英語文字表記 Francisco Javier Gómez Noya
誕生日 (1983-03-25) 1983年3月25日(41歳)
出身地 スイスの旗 スイス バーゼル
身長 178cm
体重 69kg
プロ転向 2003年
所属 ECSトライアスロン英語版
獲得メダル
トライアスロン
オリンピック
2012 ロンドン 個人
世界選手権
2008 個人
2010 個人
2013 個人
2014 個人
2015 個人
2007 個人
2009 個人
2012 個人
2017 個人
2011 個人
ワールドカップ
2006 個人
2007 個人
2008 個人

ハビエル・ゴメススペイン語: Javier Gómez)ことフランシスコ・ハビエル・ゴメス・ノヤスペイン語: Francisco Javier Gómez Noya1983年3月25日 - )は、スペイントライアスロン選手。

スペイン人の両親の下でスイスバーゼルに生まれ、その後スペインのガリシア州に移住している。世界トライアスロン選手権では2008年・2010年・2013年・2014年・2015年の5度総合優勝しており、2012年ロンドンオリンピックのトライアスロン競技で銀メダルを獲得している。

経歴[編集]

スペイン人の両親の下でスイスバーゼルに生まれ、その後スペインのガリシア州に移住している。子どものころはサッカー水泳を行っていたが、15歳の時にトライアスロン競技を開始した。2000年の定期健診の際にスペイン国立スポーツ評議会(CSD)がゴメスの「異常な心臓弁」が明らかとなり、国立スポーツ評議会との6年に及ぶ戦いの末に、国際大会に参加する資格が認められた。2003年11月に参加資格を得たが、2004年アテネオリンピックのトライアスロン競技のスペイン代表には選出されなかった。2005年には国立スポーツ評議会によって、国内外の大会への参加を2006年2月まで禁止された[1]

2007年の世界選手権シリーズでは総合2位となり、2008年の世界選手権シリーズでは初めて総合優勝を果たした。2008年北京オリンピックのトライアスロン競技では優勝候補として臨んだが、優勝したサイモン・ホイットフィールドから20秒遅れの4位でメダルを逃した[2]。2009年の世界選手権シリーズでは総合2位だったが、2010年の世界選手権シリーズでは2度目の総合優勝を果たした。

イギリスのロンドンで開催された2012年ロンドンオリンピックのトライアスロン競技では、イギリスのアリステア・ブラウンリー英語版から11秒遅れの2位でフィニッシュして銀メダルを獲得した[2]。同年にはエクステラ(オフロード版のトライアスロン)で優勝した[3]。2013年の世界選手権シリーズでは3度目の優勝を果たしたが、3度の優勝経験を持つのはオーストラリアのピーター・ロバートソン英語版とイギリスのサイモン・レッシング英語版に続いて3人目である[4]

2014年の世界選手権シリーズでは、8大会のうち4大会で優勝し、総合2連覇・4度目の優勝を果たした。同年のハーフ・アイアンマン英語版世界選手権でも優勝した。2015年の世界選手権シリーズでは、横浜大会で優勝したほか2位5回・3位1回と安定した成績を残し、総合3連覇・5度目の優勝を果たした[5]

脚注[編集]

  1. ^ Larraz, Teresa (2008年6月24日). “Triathlete Javier Gomez Noya tackles rocky road to Beijing”. ロイター. 2015年4月11日閲覧。
  2. ^ a b Javier Gómez Bio, Stats, and Results”. Sports Reference. 2013年9月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年9月16日閲覧。
  3. ^ Carlson, Timothy (2012年10月28日). “Gomez, Paterson supreme in Maui”. Slowtwitch.com. 2013年9月16日閲覧。
  4. ^ Krabel, Herbert (2013年9月15日). “Gómez Strikes Gold in London”. Slowtwitch.com. 2013年9月16日閲覧。
  5. ^ Spain's Javier Gomez wins triathlon world championship, fifth world title”. USA Today (2015年9月19日). 2015年9月20日閲覧。

外部リンク[編集]

受賞
先代
マルク・ガソルパウ・ガソル
アストゥリアス皇太子賞スポーツ部門
2016
次代
ラグビーニュージーランド代表