ノート:芸道

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見出し『芸道という言語』の除去について[編集]

2014年11月26日 (水) 11:50‎の版にある見出し『芸道という言語』及び見だし下の記事「芸道という言葉自体は、明治に「柔道」なる新語が登場したのを受けて、剣道華道茶道といった造語が相次ぎ、これを総称するために生れたものである。」についてですが、できる限りの初出文例を掲載している日本国語大辞典を確認したところ、

  • 「一切芸道に、習々覚して、さて行道あるべし」(世阿弥花鏡』1424年完成)

とあり、1882年加納治五郎が柔道を創始するより遥か前に、世阿弥によって概念されていたことがわかりました。

「術→道」について、柔道同様の用法が意識されたのは、剣道こそ、1895年大日本武徳会の創立以降らしいですが、「華道」の初出は1688年『立花秘伝抄』、「茶道」の初出は室町末成立『御伽草子・酒茶論』、ついでに言えば、「香道」の初出は菊岡沾涼著『本朝世事談綺』(1733年)と、いずれも、柔道創始より早いもので、柔道の影響を受けたものとは考えられません。なお、「-道」で最も古いものを探せば「歌道」であり『吾妻鏡』にそれが見られます。芸事については、歌道の影響を受けその体系化がなされ、芸道も含め「-道」と呼称されたものと推察します。

と言うことで、少なくとも「芸道という言葉自体は、明治に(中略)、これを総称するために生れたものである。」「華道茶道といった造語が相次ぎ」の部分は正確性を欠くことを踏まえ、当該見出し及びその下の記事を除去いたします(もともと、能など舞台芸術の体系を意味する語であったが、武道を含めた芸事の諸体系の総称に転換された(本記事のヘッダー記述-この部分の正否は別論)と言う話なのかもしれませんが、現在の記事ではそう読めません)。--Tomzo会話2014年12月29日 (月) 17:10 (UTC)[返信]