ノート:焼戻し

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焼き戻し(やきもどし、tempering)は、焼入れによって硬化した鋼に靭性を与える目的で行われる熱処理で、マルテンサイト組織の状態から鋼を再加熱し、一定時間保持した後に徐冷(または強制空冷)する作業をいう。

再加熱後、保持する温度により組織の変化が異なり、摂氏600度程度で焼き戻すとソルバイト組織が、摂氏400度程度で焼き戻すとトルースタイト組織が得られる。

改名提案[編集]

現在の記事名の「焼き戻し」を、JIS G 0201 鉄鋼用語(熱処理)に準拠して、「焼戻し」に変更することを提案します。現在の記事名が間違いというわけではないですが、焼入れの記事名と表記を統一したいというのもあります。よろしくお願いします。--Yapparina会話2014年7月26日 (土) 03:20 (UTC)[返信]

  • 反対 より。表記統一が目的のひとつだとするならば、焼きなまし焼きならし も同様に改名が視野に入っているのでしょうか。1つの記事名に揃えるために3つの記事名を変えなければならないとするほどの積極的な理由も必要性も感じられないです。--Bellis会話2014年7月27日 (日) 04:23 (UTC)[返信]
  • 実はご指摘あるまで気づいてなかったのですが、同様の理由から、焼きなまし、焼きならしについても改名したいと思います。統一したいというのは私の個人的考えでしたが、JIS以外でも、工学書も全部「き」抜き表記になっていて少なくとも現在ではそちらが正式名称と考えられるのが主たる理由です。Google検索では以下のようになっています。ご参考まで。
"焼戻し" "熱処理"   約 76,200 件
"焼き戻し" "熱処理"  約 36,900 件
"焼なまし" "熱処理"  約 313,000 件
"焼きなまし" "熱処理" 約 27,300 件
"焼ならし" "熱処理"  約 17,300 件
"焼きならし" "熱処理" 約 7,790 件
--Yapparina会話2014年7月27日 (日) 08:01 (UTC)[返信]
  • 上記の改名提案に合わせて、「焼きなまし」を「焼なまし」に、「焼きならし」を「焼ならし」に改名提案いたします。理由は上記を参照ください。議論は本ノートで統一して実施する形式にしております。[1] --Yapparina会話2014年7月27日 (日) 08:31 (UTC)[返信]
    • Yapparina さんが確認した工学書を具体的に紹介した方が説得力があると思います。また。google検索の結果から読み取れるのは、「き」抜き表記、「き」あり表記の両方とも普通に使われていることだけです。なにかの優劣を決める根拠にはなりません。
site://www.nssmc.com/ "焼入れ"
site://www.nssmc.com/ "焼き入れ"
鉄鋼会社ですら、表記にはばらつきがあります。だからこそ、Yapparina さんの提案に説得力を加えるために、工学書や用語辞典を調べた結果など具体的な情報を提示してください。--Bellis会話2014年7月27日 (日) 17:07 (UTC)[返信]
    • 私の知ってる限りでは以下の通りです。
    • 「焼入れ」「焼戻し」「焼ならし」「焼なまし」表記のもの
      • 日本機械学会(編)、2007、『機械工学辞典』第2版、 丸善
      • 山方三郎、『図解入門 よくわかる最新熱処理技術の基本と仕組み』、秀和システム、2010年、第2版
      • 平川賢爾・大谷泰夫・遠藤正浩・坂本東男、2004、『機械材料学』第1版、 朝倉書店
      • 大和久重雄、2008、『熱処理技術マニュアル』増補改訂版、 日本規格協会
      • 日本熱処理技術協会(編)、2013、『熱処理ガイドブック』4版、 大河出版
      • 坂本卓、『トコトンやさしい熱処理の本』、日刊工業新聞社、2008年、初版
      • 朝倉健二・橋本文雄、2002、『機械工作法Ⅰ』改訂版、 共立出版 ISBN 4-320-08105-6
      • 門間改三 『大学基礎 機械材料』 実教出版、1982年
      • 溶接学会(編)、『溶接・接合技術入門』、産報出版、2010年、第3版
      • 藤木榮、『絵で見てわかる 熱処理技術』、日刊工業新聞社、2013年、初版
      • JIS B 6905 1995(最新)、金属製品熱処理用語
      • JIS G 0201 2000(最新)、鉄鋼用語(熱処理)
      • 金子純一・須藤正俊・菅又信、2008、『基礎機械材料学』改訂版、 朝倉書店
    • 「焼入れ」「焼もどし」「焼ならし」「焼なまし」表記のもの
      • 大和久重雄、2006、『熱処理のおはなし』、 日本規格協会
      • 不二越熱処理研究会、2001、『新・知りたい熱処理』初版、 ジャパンマシニスト社
    • 「焼入れ」「焼き戻し」「焼きならし」「焼きなまし」表記のもの
      • 佐藤邦彦(編)、2007、『溶接強度ハンドブック』第1版、 理工学社
--Yapparina会話) 2014年7月28日 (月) 15:05 (UTC)文献追加--Yapparina会話2014年8月23日 (土) 03:23 (UTC)[返信]
  • コメント Wikipedia:記事名の付け方#漢字 によれば、「送り仮名は本則」なんだそうです。本則とはなにかの説明がないので、文部科学省の資料にあたりました[2]。基本的には複合語の場合、普通の送り仮名「焼き~」を使うことになるのですが(通則6)、慣習的に送り仮名を省略する場合もある(通則7)とも書いてあるので、すっきりしません。慣習というのはある業界で定着した一定の表記のことだと思うのですが、実際はばらばらでしたから、送り仮名があってもなくても構わないのが現状であり、私としてはどちらかに寄せることもないだろうという当初の考えに戻ってしまいます。(公用文の表記にならうという考えでいけば「焼付け」の例がありますので[3]、送り仮名を付けない表記が妥当。しかし、ここは公用文を書く場ではない)どちらかといえば個人差があって安定しない慣用表現よりは普通に送り仮名をつけた形が百科事典の表記としては好ましいように思います。それから、焼きなまし法量子焼きなましという記事もあったことをお知らせしておきます。--Bellis会話2014年8月8日 (金) 18:23 (UTC)[返信]
    • まず焼きなまし法量子焼きなましの記事ですが、私はこれらの用語や分野に詳しいわけではないので同時に議論するような知識は持ち合わせておりませんのでご了承ください。熱処理の焼きなましを語源にしているようですが基本的には計算機科学や量子力学の用語であり、今回の議論とは別に、これらの分野に明るい編集者が最適な記事名を決定すべきことだと思います。次に、Bellisさんの反対理由は理解しました。ただし、私は以下のようにな理由からやはり改名を行いたいと考えます。
  1. Wikipedia:記事名の付け方#正式名称に「基本的には日本語での正式名称を使用します。」とある通り、正式名称を付けることが望まれると思います。そして私は「き」抜きが正式名称であると考えます。Kansai explorerさんにも賛成いただきましたが、日本工業規格に表記が規定されており(色々と書籍の例も挙げましたがやはりこれが)、正式名称の根拠だと考えます。
  2. Wikipedia:表記ガイド#学術用語に「学術用語は、原則として文部科学省が発行した『学術用語集』に準じます。」とあります。こちらのサイト[4]で検索できるので確認できますが、『学術用語集』においても「き」有りの表記は無く、「き」抜きの表記で用語として収められています。よって、「き」抜き表記がWikipediaのガイドラインに則っており、記事名の十分な改名根拠になると考えます。
  3. 上の方で、書籍上でもweb上でも「き」抜きの表記が多数であることを示しました。よって、正式名称は「き」抜きだが、「き」有りの方がより一般的・常用的であるという状況にも無いと思います。つまり、Wikipedia:記事名の付け方#記事名を付けるにはの基準の1つ「認知度が高い」という観点からも「き」抜きの表記で問題ないと考えます。
以上よろしくお願いします。--Yapparina会話2014年8月9日 (土) 00:02 (UTC)[返信]
  • 賛成 本記事について、Yapparinaさんご提案の改名提案に賛成します。同時に焼きなまし→焼なまし、焼きならし→焼ならしの改名提案についても同意します。たとえ、一般的な送りがなの使いかたに反しているとしても、Wikipedia:記事名の付け方#記事名を付けるにはの最初の条件「信頼できる情報源において最も一般的に使われており」を鑑みれば、機械学会の辞典やJISなどこの分野の権威というべき資料が「焼き...」ではなく「焼...」の表記を採用している以上、そちらを正式な表記と見なすべきです。もちろん「焼き...」で検索する人のことも考えて、「焼き...」から「焼...」へのリダイレクトは必要ですが。
ところで、焼きなまし法量子焼きなまし法など計算機科学関連の記事名についてはまた別の話です。こちらは比較的新しい概念であり、どの資料を「権威というべき資料」とすべきかは、そちらの記事の方で改めて議論すべきことです。熱処理関係の記事と一緒に議論すべきものではありません。--Loasa会話2014年9月10日 (水) 06:24 (UTC)[返信]
  • 賛成 「焼ならし」→「焼なまし」、「焼きなまし」→「焼なまし」、「焼きならし」→「焼ならし」への改名に賛成いたします。理由はJISにより定義された言葉であるということです。送り仮名ありの言葉からのリダイレクトは必要かと思います。また、各ページにて、Yapparinaさんが調査された資料を出典として、「送り仮名をつける表記とつけない表記があるが、本項ではJISによる定義にしたがう」のような簡単な説明があると、調べ物でページを訪れた読者には親切かと思います。ご検討いただけますと幸いです。--Mogumin会話2014年9月13日 (土) 23:40 (UTC)[返信]
  • ご意見ありがとうごいます。現在、賛成4、反対1の状況です。コメント依頼も出して議論も出揃ったと思いますので、もう1週間待って、賛成意見に対する再反論か新たな反対意見がなければ、賛成で合意形成とみなして改名をさせて頂きます。Moguminさん提案の表記に関する説明も添えたいと思います。--Yapparina会話2014年9月14日 (日) 13:10 (UTC)[返信]

報告 1週間待って、賛成意見に対する再反論、新たな反対意見がありませんでしたので、賛成で合意形成とみなして、「焼き戻し」→「焼戻し」、「焼きなまし」→「焼なまし」、「焼きならし」→「焼ならし」に改名いたしました。--Yapparina会話2014年9月22日 (月) 13:18 (UTC)[返信]