ノート:トデゲン

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初版の記事名について[編集]

とりあえず日本語文献でカタカナ語表記が確認できたデュデンで立項しました。トデゲン、トゥダン、トゥダカン、デデニなどの別称は元が何語か(モンゴル語?アラビア文字史料?漢籍?)わからず、というところもあります。
ただし、ジョチ家の人物にロシア語名が混ざっているのは、ジョチ・ウルス史の専門の方から見れば違和感を感じるところだろうとも思います。カタカナ語化の方針や(そもそもジョチ・ウルスの人物は何文字表記の何語に基づいてカタカナ語化するのがセオリーなのでしょうか?)、日本語文献に基づくより良い記事名があれば、改名には反対いたしません。ご意見があればよろしくお願いします。--ノフノフ会話2017年4月19日 (水) 08:51 (UTC)[返信]

ざっと調べてみたところ、赤坂恒明先生が作成されたジョチ家の系図(『ジュチ裔諸政権史の研究』風間書房、2005、13頁)にはトデーン(tūdākān)、北川誠一先生の『集史』「ジョチ・ハン紀」訳文(「「ジョチ・ハン紀」訳文1」『ペルシア語写本史料精査によるモンゴル帝国の諸王家に関する総合的研究』1996年、83頁)ではトダカン(tödqan)、アンビス氏の『元史』「宗室世系表」訳注ではTödägän(トゥデゲン?)と記されていますね。これらの人名は皆恐らく『集史』「ジョチ・ハン紀」のتوداکانtūdākān(トゥーダーカーン)に由来するもので、ペルシア語表記をそのまま男性母音でモンゴル語音に置き換えたのが北川氏、母音を女性母音と理解してモンゴル語音にしたのがアンビス氏、女性母音とした上でgeを長音化して読んだ(qaγanがカガンでなくカーンと読まれるのと同様)のが赤坂氏といった感じですかね。

自分の素人考えで言えば、ペルシア語読みをそのまま縮めた「トゥダカン」という表記が正しいようにも思えるのですが、ジョチ・ウルス史の専門家が記すTödegen(トデゲン、トゥデゲン、トデーン)に拠るのが正しいのではないでしょうか。ジョチ・ウルスの人名については他のモンゴル帝国の後継国家と同様、モンゴル語音を特定・推定できるのならばやはりモンゴル語音に基づいてカタカナ語化するのが良いと思っています。モンゴル帝国の皇族についてはアンビス氏がその大部分をアルファベット表記しているので、自分は主にこれを参考にモンゴル帝国の皇族の記事を作っています。--カラ会話2017年4月20日 (木) 11:42 (UTC)[返信]

丁寧な解説ありがとうございます。上記のコメントを読みまして、1)アンビス氏の表記「Tödägän」に沿う。2)語頭の「Tö」を「ト」と表記する「Tödä-Möngke / トダ・モンケ」、「Tögüs-Temür / トグス・テムル」などに倣う。3)トクタモンケ・テムルの記事内のカタカナ表記とも合致する(そもそもこれらの記事中の「トデゲン」をそのまま使えばよかったのですが、過去、赤リンクをそのまま記事化して失敗したことがありまして、立項時にトデゲンの採用には踏み切れませんでした)。という理由から「トゥデゲン」よりも「トデゲン」がよいのかな、と思います。
特にご異存がなければ、「トデゲン」で改名提案を出して改名しようと思うのですがいかがでしょうか。--ノフノフ会話2017年4月21日 (金) 08:41 (UTC)[返信]
前回の投稿ではTödegen(トデゲン、トゥデゲン、トデーン)と曖昧な表現をしましたが、ノフノフ氏の提案を見て改めて自分も「トデゲン(Tödegen)」と改名することに賛成したいと思います。--カラ会話2017年4月21日 (金) 12:46 (UTC)[返信]

改名提案[編集]

上の節の内容に基づき、「トデゲン」へ改名しようと思います。ご意見があればご記入ください。--ノフノフ会話2017年4月22日 (土) 06:37 (UTC)[返信]

リダイレクトについて[編集]

改名し、記事名はトデゲンとなりましたが、「デュデン」はロシア史(厳密にはまだルーシですが)の日本語文献に基づく表記であり、利用価値はあると考えます。よって、「デュデン」は、移動後の不要なリダイレクトとしての削除依頼は出しません。ご了承ください。--ノフノフ会話2017年4月30日 (日) 03:45 (UTC)[返信]