ノート:ウマノスズクサ属

覚え書き

　改善したい点がいくつかございますが、現在私は他にも改善途中や改善を検討している記事を抱えておりすぐには手が回りそうにない為、ひとまずメモを残しておく事と致します。

1. 実はオーストラリアにも分布する
   • 最新版（2022年4月22日 01:11 (UTC) 版）では無出典で「オーストラリア大陸にだけは自然分布していなかった」とあるのですが、2014年にそれまで別属とされてきたPararistolochia属がウマノスズクサ属に統合され、その中にはオーストラリア産のものも含まれていました。Plants of the World Online の分類・分布情報と照らし合わせて具体的には以下のようなものが確認済みですが、このうちトゼットウマノスズクサは1861年にウマノスズクサ属の新種として記載されて以降別属に組み替えられた形跡が確認できず、これ1種だけで先述の無出典記述の反証として機能するかもしれません。
     • デルタンタウマノスズクサ Aristolochia deltantha F.Muell.（シノニム: Pararistolochia deltantha (F.Muell.) Mich.J.Parsons）- クイーンズランド州北部および北東部にのみ見られる。
     • ラエヤナウマノスズクサ Aristolochia laheyana (F.M.Bailey) Buchwalder & Wanke（シノニム: Pararistolochia laheyana (F.M.Bailey) Mich.J.Parsons）- クイーンズランド州南東部からニューサウスウェールズ州北東部にかけて分布。
     • ゴクボソウマノスズクサ Aristolochia ornithopterae Buchwalder & Wanke（シノニム: Pararistolochia linearifolia Mich.J.Parsons）- クイーンズランド州北部（トレス海峡のモア島含む）にのみ見られる。
     • ヨークウマノスズクサ Aristolochia peninsulensis (Mich.J.Parsons) Buchwalder & Wanke（シノニム: Pararistolochia peninsulensis Mich.J.Parsons）- クイーンズランド州ヨーク岬半島にのみ見られる。
     • プラエボウマノスズクサ Aristolochia praevenosa F.Muell.（シノニム: Pararistolochia praevenosa (F.Muell.) Mich.J.Parsons）- クイーンズランド州北東部および南東部からニューサウスウェールズ州北東部にかけて分布。
     • プベラウマノスズクサ Aristolochia pubera
     • スパルスウマノスズクサ Aristolochia sparusifolia (Mich.J.Parsons) Buchwalder & Wanke（シノニム: Pararistolochia sparusifolia Buchwalder & Wanke）- クイーンズランド州北東部にのみ見られる。
     • トゼットウマノスズクサ Aristolochia thozetii F.Muell. - ノーザンテリトリー北部からクイーンズランド州北部および東部に分布。
2. トリバネチョウの分布域に見られるウマノスズクサ類に和名が与えられた
   • 上でオーストラリアにしか分布しない筈の種に和名がつけられている事を不思議に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は松香, 宏隆 (2001). トリバネチョウ生態図鑑. 松香出版. ISBN 978-4-9900697-0-4、ISBN 4-9900697-0-6. https://www.google.co.jp/books/edition/%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%90%E3%83%8D%E3%83%81%E3%83%A7%E3%82%A6%E7%94%9F%E6%85%8B%E5%9B%B3%E9%91%91/-NhMAAAAYAAJ?hl=ja&gbpv=0 にてオーストラリアに限らず様々な産地のウマノスズクサ属の種に和名が与えられています。挙げるとキリがない為これ以上の具体例をいくつも列挙する事は避ける事と致しますが、ニューギニアにしか分布しない筈の種にも「新称」が与えられています。--Eryk Kij（会話） 2022年9月27日 (火) 14:12 (UTC)

脚注