ニコ・ドラゴス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ニコ・ドラゴス(Niko Dragos、1907年8月27日 - 2018年3月31日[1])は、スロベニアスーパーセンテナリアン。スロベニア国内で歴代2番目、男性史上最高齢記録を保持している。

人物[編集]

1907年8月27日、グリブリェ英語版(当時はオーストリア=ハンガリー帝国)に生まれる。12人兄弟の9番目であった。若い頃からスキーが得意で、スキー競技大会に参加した際も優勝したほどであった[2]。ユーゴスラビア軍に入り、国境警備隊として派遣されたのちに長となる[3]第二次世界大戦中にドイツ軍にとらえられ、終戦までオーストリアの捕虜収容所で暮らしていた[2]。その後は警察官として働き、1965年に引退した[4]1947年に結婚し、2人の子供がいた[2]。家族の要望もあり、2007年に自伝を出版。生涯にわたって楽器を演奏しており、主にギターなどを演奏していた。100歳を超えても自宅に住んでいたが、101歳で老人ホームに入る。

109歳の時点では聴力がほとんどなかったものの、視力はまだ良いと報道される[5]

2017年8月27日、110歳216日で死去[6]

脚注[編集]

  1. ^ Niko Dragos” (英語). Gerontology Wiki. 2021年11月25日閲覧。
  2. ^ a b c redakcija, Neda Milos, centralna (2015年8月26日). “Najstarejši Slovenec: Več kakor iz knjig sem se naučil iz lastnega življenja” (スロベニア語). old.delo.si. 2021年11月25日閲覧。
  3. ^ 106-letni Niko in mladostna leta ob tamburicah” (スロベニア語). RTVSLO.si. 2021年11月25日閲覧。
  4. ^ 75 dragos niko 108 letnik najstarejsi slovenec”. 2021年11月26日閲覧。[リンク切れ]
  5. ^ Vse najboljše, najstarejši Slovenec vseh časov!”. Dnevnik. 2021年11月25日閲覧。
  6. ^ Umrl najstarejši Slovenec, star 110 let”. Dnevnik. 2021年11月25日閲覧。