ナカムラクニオ

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ナカムラ クニオ1971年 - )はアートディレクター、ライター。フリーランスで美術や旅番組などのディレクターとして番組制作に携わり、これまでに訪れた国は60ヶ国以上[1]。現在はブックカフェ「6次元」の運営、執筆、金継ぎ作家として美術や工芸の保護活動に取り組んでいる。

略歴[編集]

東京都目黒区生まれ。東京都立日比谷高等学校在学中より美術の活動を始める。学生時代に作品を横尾忠則に絶賛され、17歳で初個展を開く。公募展など受賞多数。また、西麻布にあった現代美術館「PICA(ペンローズ・インスティテュート)」のスタッフをしながら世界を巡り、美術書を収集、移動販売をしていた。1989年、東京ドームで開催されたオペラ「アイーダ」に最年少で出演。日本テレビの情報ドキュメンタリー番組『追跡』で密着番組が製作された。

日本大学を卒業後、フジテレビ系の制作会社ニユーテレスに入社。ネクサスでは、「開運!なんでも鑑定団」「地球街道」「朝だ!生です旅サラダ」を担当。その後、独立し、フリーランスのディレクターとして「NHKワールドTV」などで国内外の旅番組を担当。「Out & About」「journeys in Japan」など、日本の文化を海外に伝える国際番組を演出した。

2008年、荻窪にブックカフェ「6次元」を設立。美術、本、旅などをキーワードにした活動を展開し、イベント型の「つなぎ場」として話題になる。村上春樹の読書会やノーベル文学賞のテレビ中継、新しい作家の発掘、美術館や出版社とコラボしたトークイベントなども数多く企画。さらに、東北芸術工科大学主催の芸術祭、山形ビエンナーレにキュレーター、作家としても参加している。

また、美術史に造詣が深く、ブリヂストン美術館(現アーティゾン美術館)、山種美術館、Bunkamura ザ・ミュージアム、京都文化博物館、あべのハルカス美術館などでギャラリートークを開催。2020年に東京都美術館で開催されるボストン美術館展では、アートナビゲーターを担当している。

2008年から日本の陶磁器修復技術「金継ぎ」の普及活動をはじめ、東北、熊本などの被災地やアメリカなどでワークショップを開催。映像作品『金継ぎ PIECES IN HARMONY』は、ADFEST 2018(第21回アジア太平洋広告祭)デザイン部門でシルバーを受賞。出演するドキュメンタリー映画「Kintsugi」は、ダマー国際映画祭、サンダンス国際映画祭で上映された。

主な仕事[編集]

著書[編集]

  • 『人が集まる「つなぎ場」のつくり方〜都市型茶室「6次元」の発想とは』(CCCメディアハウス、2013年)
  • 『さんぽで感じる村上春樹』(ダイヤモンド社、2014年)
  • 『ブックトープ山形』(東北芸術工科大学、2015年)   
  • 『パラレルキャリア』(晶文社、2016年)   
  • 『金継ぎ手帖』(玄光社、2017年)   
  • 『猫思考』(集英社、2018年)    
  • 『村上春樹語事典』(誠文堂新光社、2018年)   
  • 『はじめての金継ぎBOOK』(光文社、2018年) 
  • 『古美術手帖』(玄光社、2019年)    
  • 『世界の本屋さんめぐり』(産業編集センター、2019年)   
  • 『チャートで読み解く美術史入門』(玄光社、2019年)   
  • 『魔法の文章講座』(パイインターナショナル、2019年) 
  • 『村上春樹にならう「おいしい文章」のための47のルール』(筑摩書房、2019年)            

連載[編集]

  • 「一日一字」 - 『とんぼの本』(新潮社
  • 「デザインガール図鑑」 - 『+DESIGNING』(マイナビ
  • 「世界の果ての本屋さん」 - DOT Place
  • 「ブックカフェ6次元が選ぶ一冊」 - ガジェット通信
  • 「世界の本屋さん」 - (朝日小学生新聞
  • 「世界の古道具屋」 - 『mille』(PHP研究所
  • 「こじらせ美術館」(ホーム社)
  • 「ボストン美術館を楽しむための7つの秘密」(ボストン美術館展公式HP)     

執筆[編集]

  • 「好きは暮らしの武器になる」-『芸術新潮』2013年4月号(新潮社)

脚注[編集]

外部リンク[編集]