フトイ
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フトイ
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| 分類(APG III) | ||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | ||||||||||||||||||||||||
| Schoenoplectus tabernaemontani
(C.C.Gmel.) Palla | ||||||||||||||||||||||||
| シノニム | ||||||||||||||||||||||||
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Scirpus lacustris Schoenoplectus tabernaemontani C.C.Gmel. |
フトイ(太藺、Schoenoplectus tabernaemontani (C.C.Gmel.) Palla)は、カヤツリグサ科フトイ属の水生多年草である。
「フトイ」という名前は「太い」ではなく「太藺」、つまり「太い藺草」の意味である。実際にはイグサ科ではなく、その姿も、さほどイグサに似ている訳ではない。
古名は「ツクモ」(九十九)[1]。万葉集には、柿本人麻呂により「上毛野 伊奈良の沼の 大藺草 外に見しよは 今こそまされ」と歌われている[2]。
花言葉を「肥大」「豊満」「無分別」「品位」[3]とする文献がある。
分布
[編集]日本をはじめ、台湾や朝鮮半島、中国、ユーラシア大陸、北米の湿地や浅い池、田などに生育する[4]。
特徴
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高さ2m近くになる個体もある大型種。
地下茎は太く横に這い、全体としてはまばらに花茎を立てて大きな群落を作る。地下茎の節から花茎を直立させる。
花茎の基部には鞘があって、その先端は少しだけ葉の形になる。しかし花茎の長さに比べるとあまりに小さく、目立たない。花茎の断面はややいびつな円形。
花茎の先端には花序がつく。いくつか枝が出てその先端には小穂がつき、小穂の基部からさらに枝が出るようにして多数の小穂が房状につく。花序の基部には苞が一つあるが、花序より短くて目立たない。そのためイグサのようには見えず、花序が花茎の先端に上を向いてついているように見える。
利用
[編集]日本では、生け花や庭園の池などで観賞用に利用される。フトイの変種であるシマフトイは花茎に白い横縞模様があり、鑑賞価値が高いものとして栽培されている。
フトイは昔から夏の水物花材として多く使われてきた[5]。シマフトイも同様に水物花材として使われる[5][6]。
その他、一部の地域では簾や畳、民芸家具に使われるという[7][8][9]。
かつて浜松市を流れる馬込川の堤防強化のために植えられ、その後一大産地となり、昭和30年代には300軒以上の農家が栽培していたが、現在栽培しているのは1軒だけという[9]。
その他、沖縄県大宜味村、長野県などで栽培されているという[6][8][10]。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ 日本国語大辞典, デジタル大辞泉,大辞林 第三版,精選版. “九十九(ツクモ)とは”. コトバンク. 2019年12月4日閲覧。
- ^ “フトイ”. かぎけん花図鑑. 2025年8月7日閲覧。
- ^ “「フトイ(太藺)」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説”. 華のいわや. 2025年8月7日閲覧。
- ^ “ふとい (太藺)”. ボタニックガーデン. 2025年8月7日閲覧。
- ^ a b 工藤 (1985), pp. 114–115
- ^ a b “フトイ(葉)”. JAおきなわ. 2025年8月7日閲覧。
- ^ “与路島の太藺(フトイ)とヤマブドウ(エビカズラ)”. 奄美.asia (2013年11月5日). 2025年8月7日閲覧。
- ^ a b “静岡県浜松市に見られるフトイの伝統栽培”. 稲垣栄洋 (2020年). 2025年8月7日閲覧。
- ^ a b 「多年草フトイで作ったイスの展示会 浜松」『朝日新聞』2021年9月10日、デジタル版。
- ^ “松本民芸家具ラッシチェアの素材となるフトイ草の記事が池坊発行の「華道」に掲載されました”. 花森家具ブログ. 花森家具 (2024年7月20日). 2026年1月3日閲覧。
参考文献
[編集]- 工藤 和彦『作例と解説 いけばな花材ハンドブック 夏(二)』八坂書房、1985年。ISBN 4-89694-555-7。
関連項目
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ウィキメディア・コモンズには、Schoenoplectus tabernaemontani (カテゴリ)に関するメディアがあります。
ウィキスピーシーズには、フトイに関する情報があります。