テレスコーピング

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テレスコーピング (: Telescoping)・テレスコーピング現象とは。テレスコープ(Telescope・望遠鏡)から派生した言葉で主に伸縮を表す。ラテン語: Telescopium は星座のぼうえんきょう座の意としても使用される。

伸縮[編集]

  • テレスコーピング - 伸縮する構造・装置・機構のことで、望遠鏡が代表的な道具であることから名づけられた。中空の円柱を利用したものをテレスコピック(Telescopic)パイプともいい、望遠鏡や釣竿やアンテナや警棒などがある。詳しくは伸縮構造を参照。
  • テレスコーピング現象(物理学) - 熱膨張冷却による金属の伸縮。
  • テレスコーピング現象(大脳生理学・神経医学) - 幻肢痛が解消される一つの過程として、幻肢が実際の身体の状態に徐々に近づき、時間経過と共に短縮・消退してく現象をさす。
  • テレスコーピング現象(社会学・心理学・認知科学) - 長期記憶において、実際の様々な出来事や事象の時系列と、自身の思う時系列の食い違いがあり、その事象の衝撃度や印象度や個人的な思考や嗜好から、新鮮な印象と古い印象のものに別れた結果、経過した時間に比べ時間の短縮や時間の伸びが感じられ、実際の時系列と食い違うことをいう。

テレスコピックパイプの例え[編集]

  • テレスコーピング(数学) - テレスコーピング・メソッド(Telescoping Method)ともいい階差数列の項和をさす。大きさの違うパイプを大きさの順に組み合わせ縮む構造が、階差数列の項和と似ていることから。
  • テレスコーピング(化学) - 化学合成において、反応の後処理のみを行ない、精製を行わずに次の合成段階の反応条件にかけることで手間を節約すること。プロセスケミストリーにおいては重要となる。
  • テレスコーピング現象 (鉄道) - 鉄道事故、特に列車衝突事故において、車両同士が致命的に食い込む、乗り上げるなどする現象のこと。

折りたたみ式の潜望鏡の例え[編集]

  • テレスコーピング現象(生物学) - クジラの進化において、古代のクジラは鼻孔が鼻先にあったものが、現在のクジラに進化するにつれ、頭頂部へ移動していった現象のこと。潜水艦がクジラに例えられたことと、旧式の潜水艦の潜望鏡が折りたたみ式で、船先から起き上がり船の中央に近い部分に起立したことから名づけられた。