タンタイト

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タンタイト
分類 酸化鉱物
シュツルンツ分類 4.EA.05
Dana Classification 04.06.06.01
化学式 Ta2O5
結晶系 三斜晶系
対称 P1
単位格子 a = 3.8 A, b = 3.79 A
c = 35.74 A; β = 90.18°; Z = 6
モル質量 441.89 g/mol
へき開 無し
モース硬度 7
光沢 ダイヤモンド光沢
無色
条痕 白色
透明度 透明
比重 8.55
密度 8.45 g/cm3
光学性 二軸
文献 [1][2]
プロジェクト:鉱物Portal:地球科学
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タンタイト (Tantite) は、希少な酸化タンタル鉱物であり、化学式はTa2O5である。透明で微視的な無色の三斜晶系Pedial型結晶であり、ダイヤモンド様光沢を持つ。モース硬度は7で、8.45という大きな比重を持つ。化学分析により、酸化ニオブインクルージョンを稀に (1.3%) 持つことが示された。

1983年にロシアコラ半島で産出するペグマタイト中に生じているものが、初めて記載された。ウィスコンシン州フローレンス郡のペグマタイト複合体からも報告されている。共生鉱物には、リシア電気石リチア雲母リシア輝石コルタンウォッジナイトマイクロ石等がある。

出典[編集]

  1. ^ Tantite mineral information and data”. Mindat.org. 2011年11月1日閲覧。
  2. ^ Tantite Mineral Data”. Webmineral.com. 2011年11月1日閲覧。