スウィフトシュア (軽巡洋艦)

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艦歴
発注 ヴィッカース・アームストロング
起工 1941年9月22日
進水 1943年2月4日
就役 1944年6月22日
退役 1958年
除籍 1962年スクラップとして売却
性能諸元
排水量 基準:8,800トン
満載:11,130トン
全長 169.3m
全幅 19 m
吃水 5.26 m
機関 アドミラルティー式石炭・重油混焼三胴型水管缶4基
+パーソンズギヤード・タービン4基4軸推進
最大出力 72,500hp
最大速力 31.5ノット
航続距離 16ノット/8,000海里
燃料 重油:1,850トン
乗員 867名
兵装 Mark XXIII 15.2cm(50口径)三連装速射砲3基
Marks XVI 10.2cm(45口径)連装高角砲5基
ヴィッカーズ 4cm(39口径)四連装ポンポン砲4基
エリコン 2cm(76口径)連装機銃8基&同単装機銃6基
53.3cm三連装魚雷発射管2基
装甲 舷側:83~89mm(水線部主装甲
主甲板:51mm
主砲塔:25~51mm
主砲:38~51mm

スウィフトシュア (HMS Swiftsure) はイギリス海軍マイノーター級軽巡洋艦

「スウィフトシュア」は、第二次世界大戦中に完成した最後の英国海軍巡洋艦であり、最新のレーダー技術に基づいて設計され、作戦室は効率的な運用を考慮して配置したセンサー画面と通信装置を装備していた。主砲に274型ロックオンレーダーによる照準システムを搭載した最初のイギリス海軍巡洋艦であり、1945年の太平洋での出撃においては、艦隊で最も効率的な対空巡洋艦であることを証明した[1]

艦歴[編集]

1941年9月22日にニューカッスルのヴィッカース・アームストロング社によって建造され、1943年2月4日に進水、1944年6月22日に就役した。

第二次世界大戦[編集]

「スウィフトシュア」は本国艦隊に就役し、1944年に東洋艦隊に配属された後、1944年11月に新しく編成されたイギリス太平洋艦隊に配属された。太平洋では1945年3月から5月の沖縄戦に参加し、6月には第111.2任務群の一員として、イギリス太平洋艦隊によるトラック攻撃(インメイト作戦)に参加した。

1945年8月30日、イギリス太平洋艦隊の旗艦として香港に入国し、セシル・ハーコート提督によって正式に香港のイギリスによる主権を回復した。

戦後[編集]

1946年に第4巡洋艦戦隊の旗艦となり、1951年には第2巡洋艦戦隊の旗艦となった。

1958年、「スウィフトシュア」をヘリ空母に改造する計画が検討されていたが、1962年には最終的に売却された。

脚注[編集]

注釈[編集]

出典[編集]

  1. ^ N. Freidman. Naval Anti aircraft Guns & Gunnery. Seaforth. Barnsley (2014), (note 46), p. 325.