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ジョンソン宇宙センター内の建物一覧

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ジョンソン宇宙センター内の建物には、アメリカ航空宇宙局 (NASA) の有人宇宙飛行活動に関わる施設が入る。ジョンソン宇宙センターは、テキサス州ヒューストン南東部に位置する1,620エーカー (656 ha)[1]の土地に建設された100棟の建物から成る複合施設である。

ジョンソン宇宙センターのそれぞれの建物には名前は付いておらず、すべての建物に番号が割り振られている。以下にその一部を示す。

建物 説明
1号棟 ジョンソン宇宙センター本部棟およびジョンソン宇宙センター長などの上級管理職の事務所
2号棟 広報部および映像製作・音声処理施設(スペースセンター・ヒューストンが1992年10月に開館するまでは、ジョンソン宇宙センターのビジターセンターがあった)
3号棟 第一カフェテリアおよび従業員向けの売店
4-N号棟 フライトディレクター事務所を含む、有人宇宙飛行活動関連施設
4-S号棟 宇宙飛行士事務所を含むフライトクルー・オペレーション部門および有人宇宙飛行活動関連施設
5号棟 宇宙ミッション・シミュレーション施設(最近退役したシャトルのミッション・シミュレータ、ISSのミッション・シミュレータ、オリオンのミッション・シミュレータを含む)
7号棟 真空装置および宇宙服試験施設
8号棟 診療所および写真・映像保管施設
9号棟 宇宙船モックアップ施設国際宇宙ステーションスペースシャトルオリオン等の実物大模型を設置した訓練施設(このうち、スペースシャトルの模型はシャトル計画の終了に伴い、外部組織に寄付され、撤去された)
10号棟 エンジニアリング製作施設および機械工場
11号棟 第二カフェテリアおよび従業員向けの売店
12号棟 教育課、人事課、LL教室および財務管理部
15号棟 人間と環境要因に関する研究室。
16&16A号棟 シャトル電子機器のソフトウェアやハードウェアの検査・調整を行う、シャトル・アビオニクス統合施設。
17号棟 宇宙食系研究室および宇宙探査のための事務所
20号棟 安全およびミッション保証、調達事務所
30-A号棟 ミッション・オペレーション部の機能上の部局(フライト・デザイン-FIDOやグラウンド・コントロール-GC等)が入る。30-A号棟のAは、Adminを意味する。
30-M号棟 歴史的なミッション・コントロール・センターであるクリストファー・C・クラフト・ジュニア・ミッションコントロールセンター英語版が置かれている。この棟には、国際宇宙ステーションのための飛行管制室 (flight control room) であるFCR1(旧 MOCR-1)、歴史的なアポロ管制室として知られるFCR2(旧 MOCR2)、訓練用の飛行管制室であるRed FCRが入る。30-M号棟のMは、Main buildingを意味する。
30-S号棟 以前はスペースシャトル用の管制室であったミッション・コントロール・センター・スペース・ステーション英語版White FCR、オリオン用の暫定的な管制室であるBlue FCR、フライト・コンソールおよびデータ施設が入る。30-S号棟のSは、建物全体を指してはSpace Stationを意味する。特に、ホワイト飛行管制室 (White Flight Control Room, White FCR) は、もともとフリーダム宇宙ステーション用に供するために建設された。その後、スペースシャトルとステーションとでリソースを共有する決定が下され、このプロセスを経てWhite FCRはスペースシャトル用に変更された。
31号棟 宇宙物質科学研究および探査科学研究室
31-N号棟 月試料実験室施設英語版
32号棟 宇宙環境シミュレーション実験室として、ハードウェアテストに使われる2台の巨大な熱真空試験用装置(国定歴史建造物に指定)が設置されている。
33号棟 宇宙環境シミュレーション試験施設として、ハードウェアテストに使われる小型の真空装置が複数置かれている。
37号棟 かつては、アポロ計画で地球に持ち帰られた月面の岩石などを分析・研究する月試料研究所が置かれていたが、現在は生命科学研究所となった。
44号棟 通信・追跡部門
110号棟 NASAの従業員入口近くの門の外にあるセキュリティー本部のある棟。従業員、契約業者、訪問客に入場許可バッジを発行する。

関連項目

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脚注

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  1. ^ NASA. “Lyndon B. Johnson Space Center”. 2008年8月27日閲覧。