ジャマイカツチイグアナ

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ジャマイカツチイグアナ
保全状況評価
CRITICALLY ENDANGERED
(IUCN Red List Ver.2.3 (1994))
Status iucn2.3 CR.svgワシントン条約附属書I
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: 有鱗目 Squamata
亜目 : トカゲ亜目 Sauria
下目 : イグアナ下目 Iguania
: イグアナ科 Iguanidae
亜科 : イグアナ亜科 Iguaninae
: ツチイグアナ属 Cyclura
: ジャマイカツチイグアナ
C. collei
学名
Cyclura collei
Gray, 1845
和名
ジャマイカツチイグアナ
英名
Jamaican iguana

Cyclura collei distribution.png

ジャマイカツチイグアナCyclura collei)は、動物界脊索動物門爬虫綱有鱗目イグアナ科ツチイグアナ属に分類されるトカゲ。

分布[編集]

ジャマイカ南部固有種

形態[編集]

吻端の鱗(吻端板)と鼻孔が開口する鱗(鼻板)は間に小さい鱗が入り、接しない。前額板は小型で、また左右の前額板の間には小さい鱗が入らない。眼の下に並ぶ鱗(眼下板)は鼓膜までで13-14枚。頬板は3-4枚で縦に規則的に並ぶ。後頭部はやや瘤状に盛りあがる。頸部背面には16-20枚の、長い鬣状の鱗(クレスト)が並ぶ。また胴体背面から尾の1/3から1/4までクレストが発達する。大腿孔は35-41個で1列に並ぶ。背面の体色は緑がかった灰色で、不明瞭な暗色の横縞が入る。クレストは青味を帯びる。

生態[編集]

海岸沿いにある基底石灰岩岩場や、乾燥林に生息する。

食性は植物食傾向の強い雑食で、木の葉や花、果実、陸棲の貝類等を食べる。

繁殖形態は卵生。6月に巣穴に1回に16-20個の卵を産む。卵は85-87日で孵化する。母親は卵が孵化するまで保護する。

人間との関係[編集]

開発による生息地の破壊、人為的に移入されたノイヌ、ノネコ、マングース等による卵や幼体の食害等により生息数は激減している。1940年にはジャマイカ島近辺にあるゴート諸島も含めて絶滅したとされていたが、1970年ヘルシャイア・ヒルズにおいて再発見された。しかし成体の生息数は100頭未満とされる。生息地では飼育および飼育下での繁殖が試みられている。

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  • 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『レッド・データ・アニマルズ3 中央・南アメリカ』、講談社2001年、263頁。
  • 加藤英明 「ジャマイカの自然と動物」『ビバリウムガイド』No.28、マリン企画、2005年、102-104頁。

外部リンク[編集]