シリアス (軽巡洋艦)

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艦歴
発注
起工 1938年4月6日
進水 1940年9月18日
就役 1942年5月6日
退役 1951年3月14日
その後 1956年10月15日にスクラップとして廃棄
除籍
性能諸元
排水量 基準 5,600トン
満載 6,850トン
全長 512 ft (156 m)
全幅 50.5 ft (15.4 m)
吃水 14 ft (4.3 m)
機関 パーソンズ型ギアードタービン、
4軸推進、62,000 shp(46MW)
最大速 32.25ノット (60 km/h)
乗員 480名
兵装 5.25インチ連装砲 4基
4インチ砲 1門
0.5インチ4連装機関銃 2基
4連装ポムポム砲 3基
3連装21インチ魚雷発射管 2基

シリアス (HMS Sirius, 82) は、1940年進水イギリス海軍軽巡洋艦である。ダイドー級。艦名はおおいぬ座の恒星シリウスに由来し[要出典]、同名の艦船としては6代目。

艦歴[編集]

シリアスの主砲

1938年4月6日起工。1940年9月18日進水。1942年5月6日竣工。

1942年8月、地中海ペデスタル作戦に参加。作戦後は大西洋封鎖突破船の捜索や船団護衛などに従事した。

1942年11月、トーチ作戦に参加。以後地中海で活動する。12月2日、「シリアス」と軽巡洋艦「オーロラ」、「アルゴノート」、駆逐艦「キベロン」、「クエンティン」で構成されたQ部隊はシチリア海峡でイタリア駆逐艦「ニコロソ・ダ・レッコ」、「カミチア・ネーラ」、「フォルゴーレ」、水雷艇「クリオ」、「プロチオーネ」に護衛された船団を攻撃した。Q部隊は船団を全滅させ、「フォルゴーレ」を撃沈し、「ニコロソ・ダ・レッコ」と「プロチオーネ」を損傷させた。1943年7月、シチリア島侵攻作戦(ハスキー作戦)に参加。次いで9月には、ターラントスラップスティック作戦)およびサレルノアヴァランチ作戦)への上陸作戦に参加した。

1943年10月、「シリアス」はドデカネス諸島戦役に投入された。10月7日、「シリアス」と軽巡洋艦「ペネロピ」 、駆逐艦「フォークナー」、「フュリー」は駆潜艇「UJ2111」に護衛された船団を攻撃し、1隻を除き全滅させた。10月17日、スカルパント島沖で爆撃により大損害を受けた。

修理はマッサワでおこなわれ、1944年2月に完了した。

6月、ノルマンディー上陸作戦に参加。8月、フランス南部への上陸作戦(ドラグーン作戦)に参加。10月、ギリシャ占領作戦に参加。

1949年に退役し、1956年に解体された。

外部リンク[編集]