シネフィル

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シネフィルcinéphile)とは映画通、映画狂を意味するフランス語。「cinéma」(映画)と「phil」(「愛する」という意味の接尾辞)をもとにした造語である。

映画が多ジャンル化した昨今の傾向として、シネフィルとは言い難い映画通も増えている。

彼らは意識と反省から映画を批評し、自ら映画を制作した。従って、彼らにとっては古今東西の映画を見続けることは自明であると同時に、アイデンティティでもあった。

しかし、こうした引用論は彼らのオリジナルではなく、マルセル・デュシャンレディ・メイド作品『泉』(1917年)を出発点とする現代美術/芸術論にある。「芸術は全て、過去の遺産の引用の織物であり、オリジナリティーなどというものはない」と唱える主張だが、20世紀初頭にはこうした考えがあらゆる芸術領域に行き渡り、美術、音楽、文学などにおいて「引用の織物」説を前提とした様々な試みがなされた。

シネフィルを描いた作品[編集]

  • 映画「シネマニア」(2002年) - アンジェラ・クリストリーブ監督のドキュメンタリー。ニューヨークの5人の男女の「映画ばかり見て暮らす日常」が描かれる。
  • ドリーマーズ」(2003年)- ベルナルド・ベルトルッチ監督による1968年の5月革命の前夜を舞台とした、フランス人の双子とアメリカ人留学生によるシネフィル生活が描かれている。

関連項目[編集]