サント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサーダ

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Santo Domingo de la Calzada


 ラ・リオハ州
 ラ・リオハ県
面積 40.09 km²
標高 638m
人口 6,520 人 (2014年)
人口密度 162.63 人/km²
住民呼称 calceatense
Santo Domingo de la Calzadaの位置(スペイン内)
Santo Domingo de la Calzada
Santo Domingo de la Calzada
スペイン内サント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサーダの位置
Santo Domingo de la Calzadaの位置(ラ・リオハ州内)
Santo Domingo de la Calzada
Santo Domingo de la Calzada
リオハ県内サント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサーダの位置

北緯42度26分00秒 西経2度57分00秒 / 北緯42.43333度 西経2.95000度 / 42.43333; -2.95000座標: 北緯42度26分00秒 西経2度57分00秒 / 北緯42.43333度 西経2.95000度 / 42.43333; -2.95000

サント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサーダ(Santo Domingo de la Calzada)は、スペインラ・リオハ州ムニシピオ(基礎自治体)。自治体名は、アユエラ及び近郊の地域(現在の自治体域)を開拓した聖ドミンゴ・ガルシア(es、カルサーダのドミンゴ)にちなむ。サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路途上にある。

歴史[編集]

サント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサーダ准司教座聖堂。ロマネスク様式

19世紀の歴史家メリーノ・ウルリタによれば、かつての地名はオスカバルテ(Ozkabarte)であったが、現在は完全に失われてしまっている。

11世紀のサント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサーダは小さな村落にすぎなかった。歴史上に初めてその名が現れたのは1136年で、1141年には住民に特権が与えられた。住民は、教会と、聖ドミンゴが建てた施療院の周囲に定住していた。聖ドミンゴはオハ川に橋を架け、森を切り開き、土地を浄化して、ログローニョブルゴスの間を通るローマ街道に似せて街道を建設した。彼は自らのつくった街道を巡礼者が大勢行き来するようになると、巡礼者のために施療院を建てた。1250年まで村は修道院長が治めており、その後は王領となった。王領となってからログローニョへと向かう主要道が通り、聖堂が建てられた。アルフォンソ8世時代に2度特権が授けられ、次第に人口が流入し地区が次々と拡大していった。19世紀にログローニョ県が設置されると、サント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサーダは、コマルカの、そして裁判管轄区の中心自治体となった。

出身の著名人[編集]