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ゴールデン・トライアングル経済特別区

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ゴールデン・トライアングル経済特別区

ເຂດເສດຖະກິດພິເສດສາມຫຼ່ຽມຄຳ

金三角经济特別区
ゴールデン・トライアングル経済特別区の位置(ラオス内)
ゴールデン・トライアングル経済特別区
ゴールデン・トライアングル経済特別区
ラオスにおける位置
座標:北緯20度20分24秒 東経100度6分18秒 / 北緯20.34000度 東経100.10500度 / 20.34000; 100.10500座標: 北緯20度20分24秒 東経100度6分18秒 / 北緯20.34000度 東経100.10500度 / 20.34000; 100.10500
 ラオス
ボーケーオ県
英語版 トンプーン郡英語版
政府
  種別 ラオス政府と香港登記の企業Kings Romans Groupによる経済特別区
等時帯 UTC+7 (IST)
ウェブサイト http://www.golden-triangle.la
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ゴールデントライアングル経済特別区 (ラーオ語: ເຂດເສດຖະກິດພິເສດສາມຫຼ່ຽມຄຳ, 中国語: 金三角经济特区, 英語: Golden Triangle Special Economic Zone, GTSEZ)は、ラオスSEZ国家管理委員会の管理する経済特区の一つ。ラオス北部ボケオ県 トンプーン郡英語版に位置する。

デベロッパーは香港登記のKings Romans Group(中国名:金木棉集团、ラオス名:ドーク・ギゥ・カム・グループ)で、2007年ラオス政府との間で99年の租借権を含む総合的観光開発の契約を締結、2010年2月4日付で特別経済区として承認された。

ラオス政府が20%、Kings Romans Groupが80%のシェアーでデベロッパーとしてのドークギゥカム社(英語:Dok Ngiew Kham Co.,Ltd)を設立している[1]

事業

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事業はカジノを中心とする17事業からなる観光経済特区開発事業で、面積は827ha、投資総額は8700万ドル。カジノは2009年に正式にオープンしている。

これまインフラ整備として40kmの道路建設、クワーン村内の道路6km、15kmの経済特区内道路、上水道(4800m3/日)、電力網27km、職員宿舎(1200名)が実施されている。

ホテル、カジノ、競馬場へは1億6000万ドル、その他には畜産試験場、放牧場、苗場、農業試験場、ドクギウカム公園、マーケット2か所、移住地、宿泊地、ブロック工場、コンクリート工場、砕石工場などに投資が行われている[2]。デベロッパーは6.38億ドルを既に投資しており、また162社が区内への投資を実施していると発表している[3]。なお、本経済特区からは2009-2014年までに630万ドルの納税が行われたと報告されている[4]

マフィアとの関わり

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経済特区に指定されてからすぐに、麻薬人身売買、違法動物売買などの違法行為が横行した[5]。2015年3月に、環境NGOEIAが告発した報告書「Sin City: Illegal Wildlife Trade in Laos’ Special Economic Zone」[6]では、トラやクマ等の野生動物が違法に売買されていると記述されている[7][8]。Kings Romans Groupのオーナーである趙偉英語版は、これらの疑惑を否定していたが[9]、これに対してゴールデン・トライアングル特別経済区委員会は区内の31のレストランの立ち入り検査を実施した。経済区内の4箇所のレストランから、象肉や虎皮など1億キープ相当が没収され、閉鎖命令が出された[10][11]

2018年1月、米国財務省は、カジノがマネーロンダリング麻薬の売買などの重大犯罪に利用されたとして、キングス・ロマンスのオーナーである趙偉、および「趙偉国際犯罪組織」に対して制裁を行った[12]。しかし、制裁後も依然として、麻薬や薬物の前駆物質が、ゴールデントライアングル経済特区付近を通過していることがわかっている。ラオス国境におけるメタンフェタミンの結晶の押収は、2020年にタイ北東部で200%以上増加している。また、ベトナムでも、ラオスとの国境(2,100キロメートル、しばしば山間部)に沿って数十件の大きな押収が行われている[13]。同時に、この地域全体から麻薬や薬物の前駆物質がラオスを経由し、隣国ミャンマーの自治特別区や既知の麻薬生産地域に運ばれるという報告が増えている[14]

また、ゴールデン・トライアングル経済特区は、詐欺団地の拠点として知られており、世界規模のサイバー詐欺が行われる場所である[15]。近年では、各国の出稼ぎ労働者がサイバー詐欺に加担を強いられ、身代金を請求されたり、虐待を受けるなど、犯罪が横行している[16]。また、一部ではこれらの出稼ぎ労働者が人身売買されていると報じられている[16]

日本の外務省は、外国人に対する求人詐欺が多発しているとして、注意を促している[17]

用地

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  • ボケオ県 トンプーン郡英語版の10000haのコンセッションを得ている。
  • 2007年4月26日にラオス政府はミャンマー・マカオ・ラーントゥン社に対して827haの経済観光区開発のための契約(期間50年間、25年延長)を調印した。その後、2010年9月4日付ゴールデン・トライアングル経済特区に関する首相令にて経済特別区へと格上げされ、開発対象の総面積は3000ha、コンセッション期間99年となった。また、プーキゥロム保全林7000haを含めて、合計10000haが経済特区として認可されている[18]

沿革

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  • 2007年4月26日 ラオス政府がミャンマー・マカオ・ラーントゥン社に対して827haの経済観光区開発のための契約を調印。
  • 2010年9月4日 ゴールデン・トライアングル経済特区に関する首相令により経済特別区へと格上げ。総面積を10000haに拡大。
  • 2013年8月8日 チャイナタウン(唐人街)が8000万ドルの投資でオープン[19]
  • 2014年10月29日 ラオス政府とKings Romans International(HK) Co.,LtdとのPDA(Project Development Agreement)の改正に関する契約[20]
    • 12月4-10日 第1回中国、ラオス、タイ、ミャンマー旅遊文化祭、旅遊文化発展フォーラムが開催される[21]
  • 2018年1月 米国財務省が、キングス・ロマンスや犯罪組織に対して制裁。

交通

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船舶

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2012年7月29日にトンプン郡ゴールデントライアングル第2国際国境が公式に開通している[22]。船舶により中国まで直接航行できる。

2013年5月19日にメコン川対岸となるタイチェンライ県チエンセーン郡ソプルアク英語版で永続的国境が正式に開設され、渡し舟が運行されている[23]

空港

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2024年2月、ゴールデン・トライアングル経済特区から5km離れた地点にボケオ国際空港が開港した。新空港は4C規格の2700m滑走路を備えており[24]、年間200万人が利用する見込みであるという[25]

ギャラリー

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外部リンク

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脚注

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  1. “Sin City: Illegal Wildlife Trade in Laos’ Special Economic Zone”. (2015年3月20日) 2015年3月20日閲覧。
  2. “チャオヴィイ6億ドルを投資”. パサソン社会経済紙. (2012年2月14日) {{cite news}}: |access-date=を指定する場合、|url=も指定してください。 (説明)
  3. “ボケオSEZ を改正”. Vientiane Times紙. (2014年10月31日) {{cite news}}: |access-date=を指定する場合、|url=も指定してください。 (説明)
  4. “SEZ会議”. パサソン社会経済紙. (2015年2月4日) {{cite news}}: |access-date=を指定する場合、|url=も指定してください。 (説明)
  5. Strangio, Sebastian (2016年7月24日). “The 'lawless' playgrounds of Laos” (英語). Al-Jazeera 2019年7月28日閲覧。
  6. Sin City: Illegal Wildlife Trade in Laos’ Special Economic Zone (PDF) (Report). Environmental Investigation Agency. 2015. 2024年8月17日閲覧.
  7. “ラオス リゾート地でトラ肉を不法に販売 中国人客を誘致-海外メディア”. 新華ニュース. (2015年3月20日) 2015年3月20日閲覧。
  8. Parry, Simon (2018年4月14日). “A Mr Big of wildlife trafficking: could elusive Laos casino operator be behind rackets that run to drugs, child prostitution?” (英語). South China Morning Post 2019年7月28日閲覧。
  9. “Kings Romans Chairman Holds Press Conference on U.S.' Transnational Criminal Accusations” (英語). Lao News Agency. (2018年2月8日) 2019年8月1日閲覧。
  10. “Four Bokeo restaurants closed after selling protected wildlife”. VientianeTimes. (2015年3月31日) {{cite news}}: |access-date=を指定する場合、|url=も指定してください。 (説明)
  11. “Lao authorities close down illegal Golden Triangle wildlife shops” (英語). Asia News Channel. (2018年8月6日) 2019年7月28日閲覧。
  12. “Treasury Sanctions the Zhao Wei Transnational Criminal Organization” (英語). US Department of the Treasury. (2018年1月30日) 2020年9月3日閲覧。
  13. Douglas, Jeremy (2020年8月20日). “Laos is a missing link in Asia's fight against organized crime” (英語). CNN 2020年9月3日閲覧。
  14. Uhlman, Chris (2020年3月15日). “Inside the Golden Triangle, where warlords and drug barons reign” (英語). CNN 2020年9月3日閲覧。
  15. Kennedy, Lindsey (2022年8月20日). The online scammer targeting you could be trapped in a South-East Asian fraud factory (英語). The Sydney Morning Herald. 2023年3月17日閲覧。
  16. 1 2 Report Claims 700 Malaysians Held for Ransom in Lao SEZ (英語). thediplomat.com. 2023年6月20日閲覧。
  17. 海外安全ホームページ - 外務省
  18. “ゴールデン・トライアングルSEZ、の面積増加措置”. ヴィエンチャンマイ紙. (2014年11月11日) {{cite news}}: |access-date=を指定する場合、|url=も指定してください。 (説明)
  19. “จีนทุ่มทุนเปิดไชน่าทาวน์สปป.ลาว”. (2013年8月12日) 2013年8月12日閲覧。
  20. “ボケオSEZ を改正”. Vientiane Times紙. (2014年10月31日) {{cite news}}: |access-date=を指定する場合、|url=も指定してください。 (説明)
  21. “老挝办首届国际旅游文化节 金三角将迎旅游旺季” (中国語). (2014年12月12日) 2014年12月12日閲覧。
  22. “トンプン郡ゴールデントライアングル国際国境の利用が開始”. パサソン紙. (2012年8月1日) {{cite news}}: |access-date=を指定する場合、|url=も指定してください。 (説明)
  23. “New border post to help trade - or gamblers?”. パサソン紙. (2013年5月21日) 2015年3月20日閲覧。
  24. “Bokeo newly-built international airport opened” (英語). Lao News Agency. (2024年2月5日) 2024年2月17日閲覧。
  25. “New international airport opens in northern Laos” (英語). 新華社. (2024年2月5日) 2024年2月17日閲覧。