ケーターの振り子

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1818年のケーターの論文の振り子の図

ケーターの振り子(ケーターのふりこ)は重力加速度を測定するために用いられた振り子である。ケーター可逆振子ともいう。1817年にイギリスのヘンリー・ケーターによって設計された。振り子の周期 T と重心までの距離 l の関係は振幅が小さければおもりの運動は単振動とみなすことができ、周期 T は、

T=2\pi \sqrt{l\over g}

となり、周期と、距離から重力加速度を求めることができるが、実際に精密に重力加速度を測定しようとする場合、重心までの距離を測定するのは難しい。ケーターの振り子は板に向かい合わせに2つのナイフエッジ(支点)を取り付けた振り子で、上下取付を変えた時の周期が同じになる様に調整すれば、重心位置は支点間の中点になり l を精度よく求めることができる。