カヤオ地震

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ペルー・カヤオ地震
本震
発生日 1687年10月20日
発生時刻 日本時間5時30分頃(UTC-5)
震央 ペルー カヤオ沖
規模    M8.9
津波 巨大
地震の種類 海溝型地震
被害
被害地域 ペルー沿岸、チリ沿岸、エクアドル沿岸、カヤオ、トルヒーリョ、チクラーヨ、イカ
プロジェクト:地球科学
プロジェクト:災害
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カヤオ地震(カヤオじしん、1687 callao earthquake)は、1687年10月20日日本時間5時30分頃(UTC-5)にペルーカヤオ沖で発生した超巨大地震

推定のモーメントマグニチュード(Mw)は8.9。

概要[編集]

ペルー、カヤオの位置。

1687年10月20日5時30分頃(日本時間、UTC-5)、ペルーのカヤオ沖を震央とするマグニチュード8.9の巨大地震が発生した。歴史地震であるため、8.9とは限られてはいない。高い想定で8.9、低い想定で8.2である。ペルー沖にあるペルー・チリ海溝によって引き起こされた地震だと考えられている。

ペルー沿岸からチリ沿岸の多くの都市で強い揺れを観測し、巨大な津波も観測された。『肯山公綱村治家記録目録』によると、ペルーから遠く離れた日本陸前国(現在の岩手県宮城県)の塩竈市琉球王国(現在の沖縄県)では50cmほどの津波を観測したという。推定でペルーで津波や建物の倒壊により大勢の人が亡くなった。ペルーの都市イカにあるイカ港では、少なくとも三隻の船が津波によって流され破壊されたという。

関連項目[編集]

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