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オーストラリアビーンズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

概要

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オーストラリアビーンズ
オーストラリアビーンズ
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: マメ目 Fabales
: マメ科 Fabaceae
: カスタノスペルマム属 Castanospermum
: オーストラリアビーンズ C. australe
学名
Castanospermum australe
和名
オーストラリアビーンズ

オーストラリアビーンズ(学名:Castanospermum australe)は、マメ科カスタノスペルマム属の植物。一属一種。別名でカスタノスペルマムジャックトマメノキジャックと豆の木)、グリーンジャックとも呼ばれる。

北東オーストラリア原産の常緑高木であるが、幼木は観葉植物としてよく栽培されている。

自然環境では高さ20〜30mに達することもあり、現在室内で流通しているコンパクトな個体は、幼木段階を切り取って人為的に管理されたものである。

栗に似た大きな実が2つに割れて、そこから発芽する。強い日差しを好むため、ガラス越しの直射日光があたる場所に置くと良い。アブラムシやハダニ、カイガラムシなどがつくことがあるので注意する。

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葉は光沢のある濃緑色で、羽状複葉を形成し、1枚の葉が複数の小葉から構成される。これは熱帯〜亜熱帯域に多いマメ科樹木に共通する特徴で、葉面温度の上昇を抑えつつ、必要に応じて十分な光合成面積を確保する合理的な構造である。オーストラリアビーンズの葉は比較的厚く、光環境の変化に対して安定性が高い。

種子

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発芽初期には巨大な種子が地表に残り、そこから太い芽と根を伸ばして成長するが、この種子は単なる発芽器官ではなく、長期間にわたって幼植物を支える栄養貯蔵庫として機能する。オーストラリアビーンズは発芽後しばらくの間、光合成に大きく依存せず、種子内部に蓄えられたデンプンやタンパク質によって成長を続けるため、林床の弱光環境でも初期生存率が非常に高い。この「巨大な初期投資型」の繁殖戦略は、発芽数を増やす代わりに一個体あたりの生存確率を最大化する方向に進化した結果である。

オーストラリアビーンズの種子および未熟部位には有毒成分(アルカロイド系化合物)が含まれており、先住民文化では適切な処理を施した上で食用にされてきた歴史があるものの、生食は強い毒性を示す。このため、観葉植物として扱う場合でも、ペットや小児の誤食には十分な注意が必要である。