コンテンツにスキップ

オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分
Locke
監督 スティーヴン・ナイト
脚本 スティーヴン・ナイト
製作 ポール・ウェブスター
ガイ・ヒーリー
出演者 トム・ハーディ
音楽 ディコン・ハインクリフェ
撮影 ハリス・ザンバーラウコス
編集 ジャスティン・ライト
製作会社 IMグローバル
シューボックス・フィルムズ
配給 日本の旗 アルバトロス・フィルム
公開 イタリアの旗 2013年9月2日(ヴェネツィア
イギリスの旗 2014年4月18日
日本の旗 2015年6月27日
上映時間 85分
製作国 イギリスの旗 イギリス
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $1,500,000[1]
興行収入 $1,375,769[2]
テンプレートを表示

オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分』(原題: Locke)は、スティーヴン・ナイト監督・脚本による2013年のイギリス・アメリカのドラマ映画。

あらすじ

[編集]

バーミンガムで建設工事の現場監督を務めるアイヴァン・ロックは、7か月前に一夜限りの関係を持った同僚のベッサンが早期分娩の危機にあることを知る。翌日にはコンクリートの大量搬入が予定され、自宅では妻と息子たちがサッカー観戦のために彼の帰宅を待ちわびているが、ベッサンの出産に立ち会うため、ロックはロンドンへ向かう。子供の頃に父に見捨てられ、いまだに父を許していないロックは、自分は父と同じ過ちを犯すまい、と心に決めている。

ロンドンへ向かう2時間のドライヴの最中、後部座席に父を幻視したロックは、しばし彼と言葉を交わす。また、元同僚のドナルには翌日に控えた仕事の手順を電話で教えるが、上司はロックに解雇を告げる。さらに、ロックの不倫を知った妻は彼を家から追い出すという。

やがて、病院が間近に迫る中、ロックはベッサンが無事に娘を出産したことを知る。

キャスト

[編集]

※括弧内は日本語吹替

製作

[編集]

本作の撮影にはBMW X5が用いられた[3]。3台のデジタル・キャメラを同時に回して撮影され、8日間で全ての撮影を終えた[4]

公開

[編集]

2013年9月2日、第70回ヴェネツィア国際映画祭にて上映された[5]。イギリスでは2014年4月18日に劇場公開された[6]

評価

[編集]

Metacriticでは、37件のレヴューで平均値81点だった[7]Rotten Tomatoesでは、191件のレビューで支持率91%、平均値7.7点だった[8]

受賞

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ Curtis, Nick (2014年4月15日). “Locke: Tom Hardy stars in the road movie to end all road movies”. London Evening Standard. 2014年12月31日閲覧。
  2. ^ Locke”. Box Office Mojo. 2014年12月31日閲覧。
  3. ^ Stock, Kyle (2014年4月28日). “A BMW SUV Gets a Supporting Actor Role”. Bloomberg Businessweek. 2014年12月31日閲覧。
  4. ^ Murphy, Mekado (2014年4月23日). “A Road Movie, but With No Rest Stops: ‘Locke,’ With Tom Hardy, Is a Minimalist Vehicle”. The New York Times. 2014年12月31日閲覧。
  5. ^ Felperin, Leslie (2013年9月2日). “Film Review: ‘Locke’”. Variety. 2014年12月31日閲覧。
  6. ^ Hooton, Christopher (2014年2月17日). “Locke trailer: First look at Tom Hardy's entirely in-car film”. The Independent. 2014年12月31日閲覧。
  7. ^ Locke”. Metacritic. CBS Interactive. 2014年12月31日閲覧。
  8. ^ Locke (2014)”. Rotten Tomatoes. Flixster. 2014年12月31日閲覧。
  9. ^ Brown, Mark (2013年12月8日). “Metro Manila named British independent film of the year”. The Guardian. 2014年12月31日閲覧。
  10. ^ Bahr, Lindsey (2014年12月8日). “‘Boyhood’ sweeps LA Film Critics Awards”. Salon. 2014年12月31日閲覧。
  11. ^ Barraclough, Leo (2014年12月13日). “Pawel Pawlikowski’s ‘Ida’ Wins Best Film at the European Film Awards”. Variety. 2014年12月31日閲覧。

外部リンク

[編集]