エレクトロニック・スポーツ・リーグ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Jump to navigation Jump to search
ESL Light Horizontal Logo.svg

ESLドイツエレクトロニック・スポーツリーグの運営会社[1]である。2000年に「エレクトロニック・スポーツ・リーグ」設立、その後その略称をとってESLに改称された。本社はケルンにある。

概要[編集]

ESLは最も古くから運営されているeスポーツ企業のひとつで、その後も継続的に運営している最大規模の企業のひとつ[2]である。世界各国で国内・国際大会を開催している[3]

ESLは11の支店があり、ドイツの他にもテレビスタジオを所有している。大会の模様は主にTwitchで実況中継される[4][5]

主にインテル・エクストリーム・マスターズ(IEM)、ESL One、ESLプロリーグ、各国の国内選手権の開催などを運営している。

歴史[編集]

1997年にドイツでドイツ・クランリーガ(Deutsche Clanliga)として設立された[6]。クランリーガを継承する形で2000年に「エレクトロニック・スポーツ・リーグ」が、オンラインゲーム・リーグ及びゲーム雑誌企業として設立された。ゲーム用にサーバーのレンタル事業も行なっていた[7]

ESLの年間収入が2002年から2004年で倍増し、2005年にはインテル・エクストリーム・マスターズ(IEM)のKatowiceが10万人動員、Twitchで100万人以上の視聴者を集め、世界で最も視聴者数の多いeスポーツイベントとなった[8][9]

2015年7月にはスウェーデンのデジタルエンターテイメント企業モダン・タイムズ・グループ(MTG)がタートル・エンタテインメントからESLの株式74%を取得し、ESLはMTGの傘下となった[10][11][12][13]。同年、ESLは映画館でeスポーツをライブ観戦する「esports in Cinema」ヘの参入を発表、世界で1,500館以上に配信を行なっている。

2015年に競技者が公式にアデロール(Adderall)の使用を認めた後、ESLは各国のアンチ・ドーピング機構や世界アンチ・ドーピング機関(WADA)と連携し、アンチ・ドーピング方針を決定[14][15][16] ESLは国際的なeスポーツ運営企業として初めてドーピング規定を導入した[17]。WADAで禁止されている薬物の抜き打ち試験をおこなった[18]。能力向上ドラッグを使用した違反者は、賞金減額や獲得点数の減点、失格扱いから、ESL主催大会から最大2年間の出場停止処分など多岐にわたった[19]

2015年11月にEスポーツ・エンターテイメント協会リーグ(E-Sports Entertainment Association League (ESEA))の買収を発表。また現在、ESLはプロフェッショナル・eスポーツの統合維持を目指す非営利団体Eスポーツ統合連立機構(Esports Integrity Coalition (ESIC))の会員組織である[20]

脚注[編集]

  1. ^ Sarah E. Needleman (2015年7月23日). “Now Coming to E-Sports: Random Drug Testing”. Wall Street Journal. 2016年6月15日閲覧。
  2. ^ Bryan Armen Graham (2015年7月23日). “Anti-doping in e-sports: World's largest gaming organization will test for PEDs”. The Guardian. 2016年6月15日閲覧。
  3. ^ Sarah E. Needleman (2015年7月23日). “Now Coming to E-Sports: Random Drug Testing”. Wall Street Journal. 2016年6月15日閲覧。
  4. ^ Wawro, Alex (2016年6月10日). “Report: ESL is the top eSports tourney broadcaster on Twitch (that's not Riot)”. Gamasutra. 2016年6月24日閲覧。
  5. ^ Alexander, Julie (2016年6月10日). “People have watched more than 800M hours of esports on Twitch since August”. Polygon. 2016年6月24日閲覧。
  6. ^ Katharina Pencz (2015年10月28日). “Phänomen E-Sport: ein neues Themengebiet für Journalisten”. Fachjournalist. 2016年6月22日閲覧。
  7. ^ Conditt, Jessica (2015年7月1日). “Swedish media house buys world's largest eSports company”. Engadget. 2015年1月4日閲覧。
  8. ^ O'Neill, Patrick Howell (2014年3月25日). “IEM Katowice was highest-rated European esports event ever”. Daily Dot. 2016年6月22日閲覧。
  9. ^ Ren, Victor (2015年4月10日). “Promise for eSports: Record Breaking Numbers For IEM Katowice 2015”. Game Skinny. 2016年6月24日閲覧。
  10. ^ MTG acquires majority stake in ESL for $86 Million”. theScore. theScore. 2018年2月18日閲覧。
  11. ^ http://www.hltv.org/news/15325-esl-sells-majority-stake-to-mtg, ESL sells majority stake to MTG, hltv.org, 1 July 2015
  12. ^ MTG to acquire the majority stake in the world’s largest esports company”. 2018年2月18日閲覧。
  13. ^ MTG invests in world’s largest esports company ESL”. 2015年7月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年2月18日閲覧。
  14. ^ Molina, Brett (2015年8月25日). “Video gamers drug-tested ahead of competition”. USA Today. 2016年6月22日閲覧。
  15. ^ Rovell, Darren (2015年7月23日). “ESL announces plans to test for PEDs”. ESPN.com. 2016年6月22日閲覧。
  16. ^ Drug Testing Is Coming to E-Sports”. The New York Times (2015年7月23日). 2016年6月22日閲覧。
  17. ^ Lumb, David. “Anti-Doping Regulations Come to Esports: A Q&A With Electronic Sports League's Michal Blicharz”. Fast Company. 2016年6月22日閲覧。
  18. ^ Video Game League Announces Random Drug Tests For Competitors”. NPR (2015年8月13日). 2016年6月22日閲覧。
  19. ^ Tach, Dave (2015年8月12日). “ESL adopts World Anti-Doping Agency's prohibited substances list, like steroids and pot”. Polygon. 2016年6月22日閲覧。
  20. ^ ESPORTS INTEGRITY COALITION LAUNCHED WITH IAN SMITH APPOINTED AS THE FIRST ESPORTS INTEGRITY COMMISSIONER”. 2018年2月18日閲覧。

外部リンク[編集]