インター3

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インター3(いんたーすりー)は自転車部品メーカーシマノが製造している自転車用内装型変速機である。一般に内装3段変速や3段変速と呼ばれ、国内の内装3段変速の大半を占める。

構造[編集]

インター3は自転車後輪のハブ部分に内蔵されている。内装変速機の大きな特徴である、車輪が停止した状態でのギアチェンジが可能である。変速は内部にある遊星歯車機構の歯車によって行われ、1段変速すると車輪から「コンッ」と言う音がする。また、専用のグリスが充填されている為、メンテナンスフリーである。バンドブレーキサーボブレーキ用のものと、ローラーブレーキ用があり、スポーク組立部の形状が違う。また、コースターブレーキが内蔵されているものもある。

見分け方[編集]

後輪ハブの変速機部分に「SHIMANO INTER3、NEXUS」と書かれたシールが貼られている。以前はゴールドの色だったが、現在[いつ?]はオレンジの色のシールを貼っている。変速機能無しと比較して後輪ハブが大きい(太い)のも特徴である。変速シフター部分は、変速機では定番のハンドル内蔵レボシフト式と、指先で簡単に変速できるピアノタッチ式の2種類がある。

ギア比[編集]

  • 1速 0.733(11/15)
  • 2速 1.00(直結)
  • 3速 1.36(15/11)

搭載車[編集]

メンテナンスフリーの特徴を生かし軽快車シティサイクル折り畳み自転車など、街でよく見かける自転車によく採用されている。特にハブモーター方式以外の電動アシスト自転車には高い確率で搭載されている。

その他[編集]

  • 新型のインター3は走行中トルクを掛けながらでも変速できるが、あまり強いトルクをかけながら変速してはいけない。故障の原因となったり、ギヤが変わる際の回転の変動でペダルを踏み外す危険もある。旧型のものはトルクを掛けながらの変速は出来ない。
  • 直結より速い側に設定していると、走行中にフリーにしていなくても「チッチッチッチッ」というラチェット音がする。これはいわゆるオーバードライブ状態(入力の回転数より出力の回転数の方が多い)により、構造上ラチェットが作動するためで、故障ではない。
  • 納車時のグリス不足や長期間の使用等によりグリスがなくなり、内部の機構に異常(故障)が見られる事が稀にある。その際自転車屋によっては、内部ユニットを分解・洗浄・グリスアップを行う場合があるが、殆どの場合、分解せずに一式交換する場合が多い。
  • メンテナンスフリーであるものの、メーカーでは性能保持の為、2年に1回もしくは頻繁に使用する場合5000kmごとを目安に販売店にてグリスアップすることを推奨している。

関連項目[編集]