アンドレ・カイヤット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アンドレ・カイヤット
Andre Cayatte
生年月日 (1909-02-03) 1909年2月3日
没年月日 (1989-02-06) 1989年2月6日(80歳没)
出生地 オード県カルカッソンヌ
死没地 パリ
国籍 フランスの旗 フランス
 
受賞
カンヌ国際映画祭
審査員特別賞
1952年われわれはみな暗殺者
国際賞
1954年洪水の前
国際映画批評家連盟賞
1954年『洪水の前』
ヴェネツィア国際映画祭
金獅子賞
1950年『裁きは終りぬ
1960年『ラインの仮橋
ベルリン国際映画祭
金熊賞
1951年裁きは終りぬ
銀熊賞(審査員特別賞)
1973年Il n'y a pas de fumée sans feu
国際カトリック映画事務局賞
1973年『Il n'y a pas de fumée sans feu
ニューヨーク映画批評家協会賞
外国語映画賞
1953年裁きは終りぬ
その他の賞
テンプレートを表示

アンドレ・カイヤット(André Cayatte, 1909年2月3日 - 1989年2月6日)は、フランス映画監督

略歴[編集]

1909年2月3日、フランスオード県カルカッソンヌにて生まれる。

1938年までは弁護士として働いており、1942年に La Fausse Maîtresse で映画監督としてデビューして以後、弁護士だった経験を生かした犯罪、正義、道徳的責任などをテーマとした社会派映画を多数発表した。

1950年の『裁きは終りぬ』はヴェネツィア国際映画祭ベルリン国際映画祭でともにグランプリを受賞した。その後発表した『われわれはみな暗殺者』(1952年)、『洪水の前』(1954年)とともに「法廷三部作」と呼ばれている。

1960年には『ラインの仮橋』で二度目のヴェネツィア国際映画祭金獅子賞を受賞。金獅子賞を二度受賞した監督はこれまでに4人しかおらず、カイヤットはそれを最初に達成した人物である。

1989年2月6日パリにて死去。

主な監督作品[編集]

  • 貴婦人たちお幸せに Au bonheur des dames (1943)
  • カルタの裏 Le dessous des cartes (1948)
  • 火の接吻 Les amants de Vérone (1949)
  • 二百万人還る Retour à la vie (1949) オムニバス映画
  • 裁きは終りぬ Justice est faite (1950)
  • われわれはみな暗殺者 Nous sommes tous des assassins (1952)
  • 洪水の前 Avant le déluge (1954)
  • 黒い書類 Le dossier noir (1955)
  • 眼には眼を Oeil pour oeil (1957)
  • 両面の鏡 Le miroir à deux faces (1958)
  • ラインの仮橋 Le passage du Rhin (1960)
  • 俺は知らない Le glaive et la balance (1963)
  • 愛のためいき La vie conjugale (1964)
  • シンデレラの罠 Piège pour Cendrillon (1965)
  • 先生 Les risques du métier (1967)
  • カトマンズの恋人 Les chemins de Katmandou (1969)
  • 愛のために死す Mourir d'aimer (1971)
  • 愛の終りに Verdict (1974)
  • 愛の地獄 À chacun son enfer (1977)

外部リンク[編集]