アニー・ローレン・スミス

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アニー・ロレーン・スミス(Annie Lorrain Smith、1854年10月23日1937年9月7日)は、イギリスの菌学者である。1921年の著書『地衣類』("Lichens" :1921)は長い間、基本的なテキストとして評価された。イギリス菌学会の創立者の一人であり、2度に渡って、会長を務めた。

略歴[編集]

リヴァプールで生まれた。父親はハーフ・モートン教区のスコットランド自由教会牧師である。兄弟に病理学者のジェームズ・ローレン・スミスらの学者がいる。

エディンバラで学んだ後、フランスドイツで学び、ガヴァネス(女家庭教師)になった。ロンドンに移り、1888年頃から、植物学を学び始めた。王立科学学院(Royal College of Science)の講義に参加し、D.H.スコット(Dukinfield Henry Scott)の教えを受けた。 大英博物館で職を得たが、公式には女性は雇用されない規則のため、特別予算から賃金が支払われた。イギリスや海外から到着した菌類の同定と報告書を作成した。博物館の隠花植物標本室で働いた。

1904年に規約が改正されて女性の参加が認められたロンドン・リンネ協会フェローに選ばれた最初の女性の一人である。

1906年にジェームズ・クロンビルが没して、未完になった、『イギリスの地衣類のモノグラフ』("Monograph of the British Lichens")の完成をまかされたことによって、地衣類に興味を持ち、研究結果を1921年に『イギリスの地衣類ハンドブック』("A Handbook of British Lichens" )に発表した。『地衣類』("Lichens")とともに評価が高い著作である。

女性の参政権権利に関する運動にも参加した。1931年に国から資金をうける市民のリスト(Civil list)に登録され、1934年に大英帝国勲章を受勲した[1]

著作[編集]

参考文献[編集]

  1. ^ "No. 34056". The London Gazette (英語). 1 June 1934. pp. 3564–3565. 2007年11月15日閲覧