アドテックス

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株式会社アドテックス
Advanced Technology and Systems Co., Ltd.
種類 株式会社
市場情報
ヘラクレス(廃止) 6739
2001年12月20日 - 2006年5月14日
設立 1993年7月14日
業種 電気機器
関係する人物 長谷川房彦(創業者、元代表取締役会長)
前田大作(乗取り後の代表取締役社長)
下村好男 (乗取り後の副社長)
菊地大輔 (乗取り後の財務経理部長)
特記事項:2006年4月民事再生法申請、2006年10月民事再生中止(保全命令)、2007年1月破産開始が決定。
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株式会社アドテックス(英社名: Advanced Technology and Systems Co., Ltd., 略称: ADTX)は精密機器メーカー。主にRAID装置を開発・製造していた。2007年1月破産。

概要[編集]

  • 1993年7月14日日本アイ・ビー・エム株式会社からハードディスク開発部門の関係者がスピンオフして設立。当初はIBMのストレージ事業部に対するテスト機器の開発・製造・販売が中心であったが、1994年から自社開発したストレージ製品を国内外に出荷開始した。Total Storage Solution Provider と称し、ストレージを中心とした製品・サービスを展開した。
  • 2001年12月20日ナスダック・ジャパン(現大証ヘラクレス市場)に上場。
  • 2004年12月期に初の赤字決算。2005年半ばからは、経営破たん間近だった平成電電株式会社との協業、ライブドア証券への無担保転換社債型新株予約権付社債MSCB)発行、実体のない企業への第三者割り当て、株式会社バーテックスリンク傘下の投資ファンドへのMSCB発行などを次々と発表し、株価も乱高下を繰り返した。
  • 2005年12月期は売上高47億37百万円に対して約47億円もの連結最終赤字を計上。2006年2月末時点で149億5183万円の負債をかかえ、債務超過となった。2006年4月13日、東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請し、経営破たんした。2006年5月14日に上場廃止となった。
  • 2006年3月には社外から前田大作日本スポーツ出版社代表取締役)、下村好男山口組系の元暴力団組長)、菊地大輔(税理士)が経営陣に加わり、事実上経営権を掌握した。
  • 2006年10月5日から10月6日にかけ、破たん前に数十億円の架空の売り上げを計上していた証券取引法違反の疑いで、警視庁組織犯罪対策3課(暴対部署)の家宅捜索が入った。一方、長谷川ら前経営陣にも会社側から商法の特別背任容疑の告訴状が提出されたが、この告訴状を提出したのは、後に民事再生法違反容疑で逮捕された下村・前田らのグループであり、当局はこの告訴状を正式受理していない。
  • 2006年10月6日、東京地方裁判所は再生手続廃止決定を下し、保全管理命令を発令した。これにより、民事再生は中止され破産手続きに移行することとなった。
  • 2007年1月10日、東京地方裁判所から破産宣告を受け、破産手続きが正式に開始した。ミラーおよびSCSI-IDE商品事業は株式会社インプットビジョンが、RAID事業は株式会社バイオスがそれぞれ事業継承することになった。
  • 2007年2月16日、不要な業務システムを下村の関連会社から購入させていたとして、警視庁は下村と菊地を民事再生法違反(詐欺再生罪)の疑いで逮捕した。3日後の19日、同容疑で前田も逮捕された。

歴史[編集]

主な製品[編集]

  • RAIDサブシステム
  • FCスイッチ
  • 内蔵ミラー製品
  • IEEE1394関連製品

関連会社[編集]

子会社[編集]

  • ADTEX PHILIPPINES フィリピン現地法人
  • ADTX CHINA 中国現地法人

元子会社[編集]