アデライード (ヴェルマンドワ女伯)

アデライード・ド・ヴェルマンドワ（フランス語：Adélaïde de Vermandois, 1065年以前 - 1120/4年）は、ヴェルマンドワ女伯およびヴァロワ女伯（在位：1080年 - 1102年）。ヴェルマンドワ伯位を保持したカロリング家の最後の子孫である。

生涯[編集]

アデライードはヴェルマンドワ伯エルベール4世とアデライード・ド・ヴァロワの娘である^[1]。

1180年以前に^[2]フランス王アンリ1世の息子でフィリップ1世の弟ユーグと結婚した^[3]。ユーグはアデライードの父エルベール4世の死後にヴェルマンドワ伯となった^{[注釈 1]}^[4]。

1104年、アデライードはクレルモン伯ルノー2世と再婚した^[5]。この結婚でアデライードは1女マルグリットを産んだ。

1102年にアデライードは伯位を息子ラウル1世に譲った。アデライードは1120年に死去した。

最初の夫ヴェルマンドワ伯ユーグ1世との間に以下の子女が生まれた。

2番目の夫クレルモン伯ルノー2世との間に1女が生まれた。

マルグリット（1104/05年 – 1145年以降） - クレルモン女伯。フランドル伯シャルル1世と結婚、サン＝ポル伯ユーグ2世と再婚、ボードゥアン・ダンクルと再々婚。

^ Louda & MacLagan 1999, table 64.
^ LoPrete 2007, p. 346.
^ Suger, The Deeds of Louis the Fat, transl. Richard C. Cusimano and John Moorhead, (Catholic University of America Press, 1992), 191-192 note19.
^ ^a ^b Gabriele 2018, p. 102.
^ Galbert (de Bruges), The Murder, Betrayal, and Slaughter of the Glorious Charles, Count of Flanders, transl. John Jeffrey Rider, (Yale University Press, 2013), 42 note131

LoPrete, Kimberly A. (2007). Adela of Blois, Countess and Lord (c.1067-1137). Four Courts Press
Gabriele, Matthew (2018). “The Provenance of the Descriptio Qauliter Karolus Magnus: Remembering the Carolingians in the entourage of King Philip I (1060–1108) before the First Crusade”. Viator (University of California Press) 39 (2): 93–117. doi:10.1484/J.VIATOR.1.100207.
Louda, Jiří; Maclagan, Michael (1999). Lines of Succession (2nd ed.). Little, Brown & Company