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アデライード (ヴェルマンドワ女伯)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アデライード
Adélaïde
ヴェルマンドワ女伯
在位 1080年 - 1102年

出生 1065年以前
死去 1120/4年
配偶者 ヴェルマンドワ伯ユーグ1世
  クレルモン伯ルノー2世
子女 本文参照
家名 ヴェルマンドワ家
父親 ヴェルマンドワ伯エルベール4世
母親 アデライード・ド・ヴァロワ
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アデライード・ド・ヴェルマンドワフランス語:Adélaïde de Vermandois, 1065年以前 - 1120/4年)は、ヴェルマンドワ女伯およびヴァロワ女伯(在位:1080年 - 1102年)。ヴェルマンドワ伯位を保持したカロリング家の最後の子孫である。

生涯

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アデライードはヴェルマンドワ伯エルベール4世とアデライード・ド・ヴァロワの娘である[1]

1180年以前に[2]フランス王アンリ1世の息子でフィリップ1世の弟ユーグと結婚した[3]。ユーグはアデライードの父エルベール4世の死後にヴェルマンドワ伯となった[注釈 1][4]

1104年、アデライードはクレルモン伯ルノー2世と再婚した[5]。この結婚でアデライードは1女マルグリットを産んだ。

1102年にアデライードは伯位を息子ラウル1世に譲った。アデライードは1120年に死去した。

子女

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最初の夫ヴェルマンドワ伯ユーグ1世との間に以下の子女が生まれた。

  • マティルド(1080年 - 1130年) - ラウル1世・ド・ボージャンシーと結婚
  • ベアトリス - ユーグ4世・ド・グルネーと結婚
  • イザベル(1085年 - 1131年) - 1.初代レスター伯(ムーラン伯)ロバート・ド・ボーモンと結婚、2.2代サリー伯ウィリアム・ド・ワーレンと結婚
  • ラウル1世(1085年 - 1152年) - ヴェルマンドワ伯
  • コンスタンス (1086年 - ?年) - ラ・フェルテ=ダンクール(=スー=ジュアール)領主およびモー[要曖昧さ回避]子爵ゴドフロワと結婚
  • アニェス (1090年 - 1125年) - サヴォーナ侯ボニファーチョ・デル・ヴァストと結婚
  • アンリ (1091年 - 1130年) - ショーモン=アンベクサン領主、クシー領主トマ・ド・マルルとの戦闘中に戦死
  • シモン (1093年 - 1148年) - ノワイヨン司教
  • ギヨーム(1094年頃 - 1096年頃) - フランス王ルイ6世の庶子イザベルと結婚

2番目の夫クレルモン伯ルノー2世との間に1女が生まれた。

注釈

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  1. ^ 1180年にエルベール4世が死去した後、そのすべての遺領はユーグの手に渡り、カペー家に重要な地盤を与えることとなった[4]

脚注

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  1. ^ Louda & MacLagan 1999, table 64.
  2. ^ LoPrete 2007, p. 346.
  3. ^ Suger, The Deeds of Louis the Fat, transl. Richard C. Cusimano and John Moorhead, (Catholic University of America Press, 1992), 191-192 note19.
  4. ^ a b Gabriele 2018, p. 102.
  5. ^ Galbert (de Bruges), The Murder, Betrayal, and Slaughter of the Glorious Charles, Count of Flanders, transl. John Jeffrey Rider, (Yale University Press, 2013), 42 note131

参考文献

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  • LoPrete, Kimberly A. (2007). Adela of Blois, Countess and Lord (c.1067-1137). Four Courts Press 
  • Gabriele, Matthew (2018). “The Provenance of the Descriptio Qauliter Karolus Magnus: Remembering the Carolingians in the entourage of King Philip I (1060–1108) before the First Crusade”. Viator (University of California Press) 39 (2): 93–117. doi:10.1484/J.VIATOR.1.100207. 
  • Louda, Jiří; Maclagan, Michael (1999). Lines of Succession (2nd ed.). Little, Brown & Company 
先代
エルベール4世
ヴェルマンドワ伯
1080年 - 1102年
ユーグ1世と共治)
次代
ラウル1世