アジピン酸エステル
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アジピン酸エステル類(アジピンさんエステルるい)は、アジピン酸とアルコールのエステルの総称である。 アジピン酸ジイソノニルを代表とする高級アルコールのアジピン酸エステルは、低温柔軟性(耐寒性)を向上させる可塑剤として有用である。 (アジピン酸系可塑剤)。
アルコール基が異なる各エステルの詳細は表の化合物名のリンク先の各記事も参照してください。 |
主なアジピン酸エステル
[編集]化合物名 | 略号 | 分子量 | 融点 | 沸点 | CAS登録番号 | 特性・その他 |
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アジピン酸ビス(2-エチルヘキシル) アジピン酸ジオクチル Bis(2-ethylhexyl)adipate) |
DEHA DOA |
371 | ?70°C | 335°C | 103-23-1 | 耐寒性可塑剤、フィルム、レザー |
アジピン酸ジイソノニル (Diisononyl adipate) |
DINA | 399 | -70 | 227°C | 33703-08-1 | 耐寒・低揮発性可塑剤、食品用ラップフィルム |
アジピン酸ジイソデシル (Diisodecyl adipate) |
DIDA | 427 | ?70°C | 244°C | 27178-16-1 | 耐寒・低揮発性可塑剤 |