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アジピン酸エステル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

アジピン酸エステル類(アジピンさんエステルるい)は、アジピン酸アルコールエステルの総称である。 アジピン酸ジイソノニルを代表とする高級アルコールのアジピン酸エステルは、低温柔軟性(耐寒性)を向上させる可塑剤として有用である。 (アジピン酸系可塑剤)。

主なアジピン酸エステル

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化合物名 略号 分子量 融点 沸点 CAS登録番号 特性・その他
アジピン酸ビス(2-エチルヘキシル)
アジピン酸ジオクチル

Bis(2-ethylhexyl)adipate)
DEHA
DOA
371 ?70°C 335°C 103-23-1 耐寒性可塑剤、フィルム、レザー
アジピン酸ジイソノニル
(Diisononyl adipate)
DINA 399 -70 227°C 33703-08-1 耐寒・低揮発性可塑剤、食品用ラップフィルム
アジピン酸ジイソデシル
(Diisodecyl adipate)
DIDA 427 ?70°C 244°C 27178-16-1 耐寒・低揮発性可塑剤