アイアシェッケ

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ドレスデン風のアイアシェッケ
フライベルク風のアイアシェッケ

アイアシェッケアイアーシェッケ: Eierschecke)は、ドイツザクセン地方、特にドレスデンの地方菓子[1][2]。ベイクド・チーズケーキ

概要[編集]

名前の由来は、ドイツ語の卵(Eier)と、シェッケ(Schecke)と呼ばれる14世紀の男性服にあるとされる。シェッケはウエストの細いミディアム丈のチュニックで、上部・ベルト・下部の3層構造になっているところがケーキと似ていることから名付けられた[3]という。またScheckeは「まだら」という意味で、焼いた菓子の表面がまだらになることに由来している[1][2]ともいう。

店によっていろいろなタイプがあるが、標準的なものは卵の入ったカスタードクリーム層、凝乳(Quark、クァルク)、チーズクリーム、クッキーまたはスポンジケーキ生地などの3 - 4層で構成される[2]

アイアシェッケは、通常食べやすい四角に切って供されるのが普通であるが、店によってはトルテ型のものもないわけではない。

脚注[編集]