ちんちん山児童遊園

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ちんちん山児童遊園
Chinchin-Yama Children's Park
ちんちん山児童遊園の位置(東京都区部内)
ちんちん山児童遊園
分類 児童遊園
所在地
東京都北区岸町2丁目1-11先
座標 北緯35度45分33.7秒 東経139度43分54.4秒 / 北緯35.759361度 東経139.731778度 / 35.759361; 139.731778座標: 北緯35度45分33.7秒 東経139度43分54.4秒 / 北緯35.759361度 東経139.731778度 / 35.759361; 139.731778
運営者 東京都北区道路公園課
設備・遊具 ベンチ15、男女兼用トイレ1
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ちんちん山児童遊園(ちんちんやまじどうゆうえん)は、東京都北区にある公園であり、戦争遺跡である。ユニークな名前から、メディアで紹介されることがある[1][2][3]

概要[編集]

明治から昭和にかけて、北区の周辺には多くの軍事関連施設が点在しており、これらの施設は軍用列車で結ばれていた[1][4]。そして、かつてこの公園のあたりにも軍用列車が通っており、その電車が「ちんちん」と鐘を鳴らしながら盛り土の上を走っていたことから、住民が盛り土を「ちんちん山」と呼んでいたことが、名前の由来となっている[5][1][4][3]

当時、盛り土の下にはトンネルが通っており、今はトンネルは無くなったが、トンネルの一部は公園内にモニュメントとして残されている[5][1]。モニュメント上部には東京砲兵工廠のマークが残されている[1][6][4]。モニュメントは戦争当時の向きからは変わっている[7]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e 大山雄也 (2022年6月23日). “目を疑わざるを得ない... インパクト絶大の「ちんちん山児童遊園」、その名付けの背景とは”. Jタウンネット. ジェイ・キャスト. 2023年3月14日閲覧。
  2. ^ 榎並紀行 (2009年3月2日). “駅の案内板を巡ると「東京」が分かった気になる”. デイリーポータルZ. 東急メディア・コミュニケーションズ. 2023年3月14日閲覧。
  3. ^ a b 逢阪まさよし、DEEP案内編集部『「東京DEEP案内」が選ぶ首都圏住みたくない街』駒草出版、2017年6月15日。ISBN 978-4905447825。"北区立ちんちん山児童遊園。なんちゅうネーミングセンス。"。 
  4. ^ a b c 十条史跡探訪(1)”. 陸上自衛隊補給統制本部. 2023年3月14日閲覧。
  5. ^ a b ちんちん山児童遊園”. 東京都北区. 2023年3月14日閲覧。
  6. ^ 恭次郎 (2015年10月11日). “東京砲兵工廠電気軌道線跡「ちんちん山児童遊園」”. livedoor Blog. 帝都を歩く. 2023年3月14日閲覧。
  7. ^ NOMAD (2022年3月12日). “【北区】ちんちん山児童遊園”. アメーバブログ. ぼっちあるき. 2023年3月14日閲覧。