エンジェル・アタック
『エンジェル・アタック』は、伊藤伸平による日本の漫画作品。『ヤングアニマル』(白泉社)にて、1997年No.19から1998年No.15まで連載。単行本は全2巻。タイトルは、『新世紀エヴァンゲリオン』第1話サブタイトルの英訳が元ネタである。
あらすじ
天使を名乗るユリエルが現れ、ドタバタな事件を巻き起こすギャグ漫画。ほぼ毎回、最後のコマには、本日の死傷者数が発表される。
主な登場人物
- ユリエル
- 頭の上に輪、背中に翼を持ち、天使を名乗っている。背中の翼は、出し入れ自由。頭の輪は取り外しができ、外してしまうと力が出なくなる。髪型は、「評判の悪い聖子ちゃんカット」と揶揄されている。作中で「天使ではない」ということが何度も示唆されていたが、その正体は不明。
- 銃弾を受けても、「痛い」で済ませるくらい頑丈で、悪人の脳みそを直接弄り、人格を変えてしまうなどの特殊能力を所有する。本人は善意で行動しているのだが、それが予想しない結果をもたらすことが多く、そのために多くの人を不幸にしてしまっている。
- 最終話で早田の子供を懐妊する。
- 菊地由美がモデルであることが、1巻の後書きで明かされている。
- 早田(はやた)
- 女性とみると見境なく手を出す、オニ刑事。初回で、ユリエルにも手を出しており、以降、付きまとわれることになった。
- 東(あずま)
- 早田の後輩。タラコ唇で眼鏡をかけた若い刑事。早田のせいで酷い目に遭うことが多い。
既刊一覧
- 伊藤伸平 『エンジェル・アタック』 白泉社 《ジェッツコミックス》 全2巻
- 1998年3月発売、ISBN 4-592-13797-3
- 1998年11月発売、ISBN 4-592-13798-1