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2020年10月23日 (金) 09:41時点における版

Frontiers Media
設立日 2007
設立者 Kamila Markram and Henry Markram
国 スイス
本社所在地 ローザンヌ
従業員数 200 (2016)
公式サイト www.frontiersin.org
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Frontiers Media SAは、科学、技術、医学分野の研究成果を取り扱う査読付きのオープンアクセス科学ジャーナル[1]学術出版社。Kamila MarkramとHenry Markramらの神経科学者のグループによって2007年に設立され[2]、後に他の学問分野に拡大した。Frontiersはスイスのローザンヌに拠点を置き、ロンドン、マドリッド、シアトル、ブリュッセルに他のオフィスを構えている [3]。Frontiersで公開されるすべての論文は、クリエイティブコモンズ表示ライセンス（CC-BY）の下で公開されている [4]。

2015年、Frontiers Mediaは、ジェフリー・ビールの捕食出版社のリスト[5] （2017年に廃止）に掲載され物議を醸し、電子スパムメールの使用で非難された [6]。リトラクション・ウォッチは、Frontiersを「不適切に処理され、物議を醸している撤回と公開の決定の歴史」を持つと称している [7]。しかし、捕食出版の議論があった後でも COPEとOASPAの両方がFrontiersをメンバーとして認識している [8] [9]。また、Frontiersはオープン引用イニシアチブの一員でもある [10]。

歴史

最初に発行されたジャーナルはFrontiersin Neuroscienceで、2007年にベータ版として提出できるようになった [11] 。2010年、Frontiersは医学と科学分野の11のジャーナルのシリーズを立ち上げ、 2012年2月にはFrontiers Research Networkが立ち上げた [12]。これは研究者向けのソーシャルネットワーキングプラットフォームであり、Frontiersジャーナルに掲載されたオープンアクセス記事を広め、関連する会議、ブログ、ニュース、ビデオレクチャー、求人情報を提供することを目的としている[13]。

2013年2月、 Nature Publishing Group （NPG）（現在のNature Research ）はFrontiersMediaの運営権を取得した [14]。

2013年11月のNeuroscience Society for Neuroscienceの年次総会で、科学者のメンターシップのもと若者が科学論文のレビューに参加するWebベースの科学ジャーナルとしてNPGと共同でFrontiers for Young Mindsを立ち上げた [15] [16]。2014年9月初旬、Frontiersは、 Association of Learned and Professional SocietyPublishersからALPSPGold Award for Innovation inPublishingを受賞した。 [17]

2015年10月、FrontiersはNPGと共同でLoopを立ち上げた。これは、出版社や学術機関のWebサイトに統合できるオープンな研究ネットワークであった[18] [19] 。Loopには、研究者のプロファイル情報をリンクおよび同期するためのORCIDとのコラボレーションがまもなく含まれる 。 [20]マドリッド工科大学は、ループプロファイルを機関のWebサイトにリンクした最初の大学であった [21]。

ジャーナルの一覧

Frontiersはオープンピアレビューを使用しており、採択後査読者の名前が公開される[22]。2017年の時点で、24のジャーナルにインパクトファクターが付与されている[23]。 2016年2月には54のジャーナルが運営され[24] 、2020年までに84に増加しました[25]。

*Frontiers in Aging Neuroscience
  • Frontiers in Agronomy
  • Frontiers in Applied Mathematics and Statistics
  • Frontiers in Artificial Intelligence
  • Frontiers in Astronomy and Space Sciences
  • Frontiers in Behavioral Neuroscience
  • Frontiers in Big Data
  • Frontiers in Bioengineering and Biotechnology
  • Frontiers in Blockchain
  • Frontiers in Built Environment
  • Frontiers in Cardiovascular Medicine
  • Frontiers in Cell and Developmental Biology
  • Frontiers in Cellular Neuroscience
  • Frontiers in Cellular and Infection Microbiology
  • Frontiers in Chemical Engineering
  • Frontiers in Chemistry
  • Frontiers in Climate
  • Frontiers in Communication
  • Frontiers in Computational Neuroscience
  • Frontiers in Computer Science
  • Frontiers in Dental Medicine
  • Frontiers in Digital Health
  • Frontiers in Digital Humanities
  • Frontiers in Earth Science
  • Frontiers in Ecology and Evolution
  • Frontiers in Education
  • Frontiers in Endocrinology
  • Frontiers in Energy Research
  • Frontiers in Environmental Chemistry
  • Frontiers in Environmental Science
  • Frontiers in Evolutionary Neuroscience
  • Frontiers in Forests and Global Change
  • Frontiers in Future Transportation
  • Frontiers in Genetics
  • Frontiers in Genome Editing
  • Frontiers in Global Women's Health
  • Frontiers in Human Dynamics
  • Frontiers in Human Neuroscience
  • Frontiers in ICT
  • Frontiers in Immunology
  • Frontiers in Integrative Neuroscience
  • Frontiers in Marine Science
  • Frontiers in Materials
  • Frontiers in Mechanical Engineering
  • Frontiers in Medical Technology
  • Frontiers in Medicine
  • Frontiers in Microbiology
  • Frontiers in Molecular Biosciences
  • Frontiers in Molecular Neuroscience
  • Frontiers in Nanotechnology
  • Frontiers in Neural Circuits
  • Frontiers in Neuroanatomy
  • Frontiers in Neuroenergetics
  • Frontiers in Neuroengineering
  • Frontiers in Neuroinformatics
  • Frontiers in Neurology
  • Frontiers in Neurorobotics
  • Frontiers in Neuroscience
  • Frontiers in Nutrition
  • Frontiers in Oncology
  • Frontiers in Pediatrics
  • Frontiers in Pharmacology
  • Frontiers in Physics
  • Frontiers in Physiology
  • Frontiers in Plant Science
  • Frontiers in Political Science
  • Frontiers in Psychiatry
  • Frontiers in Psychology
  • Frontiers in Public Health
  • Frontiers in Reproductive Health
  • Frontiers in Research Metrics and Analytics
  • Frontiers in Robotics and AI
  • Frontiers in Sociology
  • Frontiers in Sports and Active Living
  • Frontiers in Surgery
  • Frontiers in Sustainability
  • Frontiers in Sustainable Cities
  • Frontiers in Sustainable Food Systems
  • Frontiers in Synaptic Neuroscience
  • Frontiers in Systems Neuroscience
  • Frontiers in Toxicology
  • Frontiers in Veterinary Science
  • Frontiers in Virtual Reality
  • Frontiers in Water
  • Frontiers for Young Minds

論争

2013年4月、 Frontiers in Psychologyは、気候変動の否定論と「陰謀論者の考え」を結び付ける物議を醸す記事を撤回しました。撤回自体も物議を醸し、少なくとも3人の編集者の辞任につながりました[26]。

2013年11月、 SciELOの記事は、原稿の90％を却下したNatureと比較して、原稿の20％の却下率を報告しましたが、 2013年のサイエンススティングでは抗がん剤の薬理学の最前線に落ちなかったとも述べています[27]。

2014年9月下旬、 Frontiers in Public Healthは、 HIV否定論を支持する物議を醸す記事を発表しました。 3日後、出版社は懸念の声明を発表し、記事のレビュープロセスの調査を発表しました。 [28]最終的に、記事は撤回されず、代わりに意見記事として再分類されることが決定されました。 [29]それ以来撤回された[30] 2014年11月頃、NPGとフロンティアのコラボレーションは静かに終了しました。2つのグループが「明確な分離を行うことを決定し、[Nature PublishingGroup]が何らかのフロンティアへの関与。」 [31]

2015年5月には、フロンティアメディアは、全体の削除編集委員会後の心血管医学における医学とフロンティアフロンティアのを編集者がフロンティアメディアスタッフが「編集意思決定に干渉し、医学出版の基本原則に違反した」ことを訴えました。 [31]

2015年10月、フロンティアはジェフリービールの「潜在的、可能性、または可能性のある」略奪的オープンアクセス出版社のリストに追加されました。 [5] [32] [11]一部の研究者の間では、この包含に反発があった。 2016年7月、Beallは、学者がFrontiersジャーナルに自分の研究を公開しないことを推奨し、「Frontiersジャーナルに公開されたフリンジサイエンスは、そこで提出および公開された正直な研究を非難する」と述べ[33] 、その年の10月にBeallは、査読者が「単なるショーのための」レビュープロセス。 [34]

2015年10月、出版倫理委員会（COPE）は、「フロンティアでの編集プロセスについて活発な議論があり、一部の編集者は不快感を覚えている」と述べましたが、「プロセスは出版社のサイトで明確に宣言されており、これらのプロセスについて編集者または著者のいずれかを欺こうとする試みがあると信じています。」 [8] FrontiersはCOPEのメンバーであり、その従業員の1人がCOPEの評議会に参加しています。

2016年9月、フロンティアは、ビールが働いていた大学が彼に彼の主張を撤回するように強制することを要求しました。 [35] [36]

2016年11月、ワクチンと自閉症を結び付ける論文がFrontiersジャーナルから撤回されました。 [37]また、2016年11月に、Frontiersジャーナルの有無にかかわらずデータセットを収集することによって略奪的出版を分析する研究が発表されました。 [38][要説明]

2017年には、拒否率が高いとされる編集者が削除されました。 [39] 2017年11月にeLifeで発表された調査によると、「女性は査読プロセスで過小評価されている」こと、および「両方の性別の編集者は実質的に同じ性別の好みで活動している」ことが示されています。 [22] 2017年12月、AdamMarcusとIvanOranskyは、雑誌Nautilusに、Frontiersジャーナルでの原稿の受け入れ率が90％近くであると報告されていると書いています。

2018年の著書Pseudoscience：The Conspiracy AgainstScienceのAllisonとJamesKaufmanによると、「Frontiersは、査読者に原稿の却下を推奨するオプションを提供しない社内ジャーナル管理ソフトウェアを使用しており」、「システムは論文を拒否することをほぼ不可能にします。」 [40]

ノルウェー科学指数

ノルウェーの全国出版委員会は、2018年以来、FrontiersMediaにノルウェー科学インデックスの機関レベルの評価を「レベル0」に割り当てています。 [41]個々のFrontiersジャーナルには、個別のジャーナルレベルの評価があります。 2020年の時点で、56のFrontiersジャーナルがNorwegian Scientific Indexにリストされており、そのうち3つは「レベル2」（その分野のすべてのジャーナルの上位20％）、50は「レベル1」（標準学術）の評価です。および3の評価は「レベル0」です（アカデミックではありません）。

参考文献

  1. ^ “Members: OA Professional Publishing Organizations”. Open Access Scholarly Publishers Association (OASPA). 2013年2月4日閲覧。
  2. ^ Peter Suber: “Open Access News: New series of OA journals in neuroscience” (2007年10月30日). 2013年3月4日閲覧。
  3. ^ “About Frontiers | Academic Journals and Research Community”. Template:Cite webの呼び出しエラー：引数 accessdate は必須です。
  4. ^ “Frontiers Copyright Statement” (2018年). 2019年9月25日閲覧。
  5. ^ a b Bloudoff-Indelicato M (2015). “Backlash after Frontiers journals added to list of questionable publishers”. Nature 525 (7575): 613. Bibcode: 2015Natur.526..613B. doi:10.1038/526613f. 
  6. ^ Jeffrey Beall (2013年11月5日). “I get complaints about Frontiers”. Scholarly Open Access. 2014年5月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。 Template:Cite webの呼び出しエラー：引数 accessdate は必須です。
  7. ^ Megan Scudellari (2015年6月2日). “"[These things can happen in every lab:" Mutant plant paper uprooted after authors correct their own findings]”. Retraction Watch. Template:Cite webの呼び出しエラー：引数 accessdate は必須です。
  8. ^ a b “COPE statement on Frontiers”. COPE (2015年10月). 2015年11月12日閲覧。 COPE October 2015 News Index
  9. ^ Claire Redhead (2015年12月24日). “Frontiers membership of OASPA”. Open Access Scholarly Publishers Association. Template:Cite webの呼び出しエラー：引数 accessdate は必須です。
  10. ^ “Initiative for Open Citations”. 2019年9月1日閲覧。
  11. ^ a b Schneider (2015年10月28日). “Is Frontiers a potential predatory publisher?”. For Better Science. 2017年3月14日閲覧。
  12. ^ “Frontiers launches Social Networking for Scientists”. Frontiers Media (2012年2月9日). Template:Cite webの呼び出しエラー：引数 accessdate は必須です。
  13. ^ “Events”. Frontiers Media. 2015年10月21日閲覧。
  14. ^ P., J. (2013年2月27日). “Changing Nature”. The Economist. https://www.economist.com/blogs/babbage/2013/02/scientific-publishing 2014年12月17日閲覧。 
  15. ^ “Frontiers for Young Minds Launches at USA Science and Engineering Festival”. Frontiers. 2015年10月21日閲覧。
  16. ^ “Young Minds on Scientific American”. Scientific American. 2015年10月21日閲覧。
  17. ^ Page, Benedicte (2014年9月11日). “Frontiers is major winner at ALPSP innovation awards | The Bookseller” (英語). The Book Seller. https://www.thebookseller.com/news/frontiers-major-winner-alpsp-innovation-awards 
  18. ^ “Frontiers Loop”. Frontiers. 2015年10月21日閲覧。
  19. ^ “Frontiers launches Loop social network”. The Bookseller. 2015年10月21日閲覧。
  20. ^ “ORCID and Loop new researcher profile system”. Orcid (2015年10月7日). 2015年10月26日閲覧。
  21. ^ “UPM leads way as first university to integrate Loop”. loop (2015年7月7日). 2015年10月26日閲覧。
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  23. ^ 2016 Journal Citation Reports. Web of Science (Science ed.). Clarivate Analytics. (2017) 
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  25. ^ “Journals A-Z”. Frontiers Media. 2020年6月2日閲覧。
  26. ^ “Chief specialty editor resigns from Frontiers in wake of controversial retraction”. Retraction Watch (2014年4月9日). 2015年10月21日閲覧。
  27. ^ Nassi-Calò (2013年11月5日). “Controversial Article in The Journal "Science" exposes the weaknesses of Peer-Review in a set of Open Access Journals”. SciELO in Perspective. Template:Cite webの呼び出しエラー：引数 accessdate は必須です。
  28. ^ “Publisher issues statement of concern about HIV denial paper, launches investigation”. Retraction Watch (2014年9月26日). 2015年10月21日閲覧。
  29. ^ Ferguson (2015年2月24日). “Frontiers lets HIV denial article stand, reclassifies it as "opinion"”. Retraction Watch. Template:Cite webの呼び出しエラー：引数 accessdate は必須です。
  30. ^ Goodson, P. (2014). “Questioning the HIV-AIDS hypothesis: 30 years of dissent”. Frontiers in Public Health 2: 154. doi:10.3389/fpubh.2014.00154. PMC 4172096. PMID 25695040. https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fpubh.2014.00154/full. 
  31. ^ a b Enserink, Martin (20 May 2015). “Open-access publisher sacks 31 editors amid fierce row over independence”. Science. doi:10.1126/science.aac4629. 
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  36. ^ Basken (2017年9月12日). “Why Beall's List Died — and What It Left Unresolved About Open Access”. The Chronicle of Higher Education. 2017年3月14日閲覧。
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  40. ^ Kaufman, Allison B.; Kaufman, James C. (2018) (英語). Pseudoscience: The Conspiracy Against Science. MIT Press. p. 292. ISBN 9780262037426. https://books.google.com/books?id=dwFKDwAAQBAJ&q=Frontiers&pg=PA304 
  41. ^ “Frontiers”. Norwegian Scientific Index. 2019年11月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月21日閲覧。

外部リンク

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