「マンガン団塊」の版間の差分

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* [[プロジェクト・ジェニファー]] マンガン団塊の採取を名目に行われた軍事行動
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2012年5月29日 (火) 13:19時点における版

マンガン団塊(マンガンだんかい、: manganese nodule[1]マンガンノジュール)は、成分が海水中から沈澱して生じた状ので、主にマンガンを成分とし、ニッケルなどを含んでいる。ただし、マンガンバクテリアによって形成されたとの考えもある。ハワイ諸島の南から東にかけての海域に多くみられる。

また、マンガン鉱物で団塊状(球状)のものは海洋域だけでなく、でも見つかっている。陸水のマンガン団塊で言えば、近年日本でも見つかっている。また、化石も発見されている。

水深4,000~6,000mの深海底に分布しており、埋蔵量は1兆7,000億トンにのぼると推測されている。分布が深海底である上に、薄く広く存在しているため、商業的な採掘へは課題が多い。

脚注

  1. ^ 文部省編『学術用語集 地学編』日本学術振興会、1984年、93頁。ISBN 4-8181-8401-2http://sciterm.nii.ac.jp/cgi-bin/reference.cgi 

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