黒飯

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黒飯(こくはん)は、日本各地で弔事に食べる黒豆を使ったおこわ

概要

赤飯と違いご飯に色はついていない。葬式法事の食事の際に、折詰で出されることが多い。赤飯のように日常食化はされておらず、通常は販売されていない。

上記葬祭の飯として仕出し屋などからも注文で取る事ができ、北海道では比較的どこでも見る事ができる(入植時に道外の風習が持ち込まれた影響であり、南房総を筆頭に日本中で散見される)。

作り方

ここでは一例を挙げる。

  1. 赤飯と酷似しており、もち米を洗い、水に浸した後に一度蒸籠にかけて蒸気で蒸す。
  2. 蒸し炊いた後にざるにあける。
  3. 5%ほどの塩水をたっぷりと浸しに近いくらい掛けて、蒸しあがって水分を吸う状態になった米に一気に吸水させる。
  4. 黒豆は予め蒸しておき、このときに混ぜ合わせて、もう一度じっくり蒸籠で蒸仕上げて出来上がりとなる。

色はほんのり茶色に色つく。スライスした紅しょうがを添えることもある。