魔法戦士シリーズ

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魔法戦士シリーズは、アダルトゲームメーカーであるTriangleの出世作となっている18禁陵辱アドベンチャーゲームシリーズ

概要

「陵辱される変身ヒロイン」を題材として、Triangleが2002年に生み出した6作目の作品『魔法戦士スイートナイツ』から始まった。以降は、Triangleの看板作品として次々と発売されたこれら魔法戦士系の作品が『魔法戦士シリーズ』と呼ばれ、他のアダルトゲームメーカーの作品にも影響を与えることになった。

敵の魔の手に落ちて陵辱されているヒロイン自身がシチュエーションを実況してくれるという、独特のスタイルを確立している。そのスタイルはほぼ全シリーズに継承されており、ほとんどの作品は魔法戦士達と敵対している悪役が主人公=プレイヤーとなっている点も特徴である。

シリーズ最初の作品『スイートナイツ』発売から20年が経過した2022年現在、魔法戦士本編シリーズで10作、番外編やサイドストーリー、また世界観と時間軸を共有する『光臨天使エンシェル・レナ』なども含めると合わせて20作以上が発表されている。また魔法戦士シリーズ以外にも世界観や舞台を異にする変身ヒロイン作品が多数制作されている。

そして2022年の魔法戦士20周年をもって、『魔法戦士シリーズ』のストーリーとしては完結編を迎えた[1]

パソコンゲーム版のほか、アイチェリーからDVDPGも発売されている。またマジックシードのウェブサイト「美少女遊び」より、携帯電話アプリ版も配信されていた(『スイートナイツ』『プリンセスティア』『エンシェル・レナ』)[2]

作品一覧

第1期シリーズ

第1作:魔法戦士スイートナイツ〜ヒロイン陵辱指令〜
2002年に発売された、魔法戦士シリーズの第1作。異世界ロアの犯罪結社ゼーロウの若き幹部であるメッツァー・ハインケルが主人公で、地上世界の学園都市国際教導学園」を舞台に、ロアの女王クイーン・グロリアから力を授かった魔法戦士「スイートナイツ」と、激闘を繰り広げることになる。
魔法戦士側では、スイートリップスイートキッススイートルージュの3人が初登場。
第2作:魔法戦士プリンセスティア
2003年に発売された、『スイートナイツ』の続編。前作と同様、地上世界の国際教導学園が舞台で、主人公も引き続きメッツァー・ハインケルが務める。異世界ロアより逃亡してきたロア王家の第一王女ティアナと、激闘を繰り広げることになる。
魔法戦士側では、ティアナが変身する魔法戦士プリンセスティア、ティアナを救出するために地上に派遣された女神近衛団第一騎士団副長エレニスが登場。
第3作:魔法戦士スイートナイツ2〜メッツァー叛乱〜
2004年に発売された、第1期シリーズの完結編。第1作や第2作と同様、主人公はメッツァー・ハインケルが務める。前作のストーリー後、犯罪結社ゼーロウより離反したメッツァーがスイートナイツ達魔法戦士側やゼーロウと異なる第三勢力として活躍し、己の野望と覇道のために行動する。物語前半は、地上世界の「私立綾ヶ峰学園」が舞台となっているが、後半は異世界ロアの女神近衛団本部であるロア王宮が、決戦の場となる。
魔法戦士側では、4人目のスイートナイツであるスイートパッションが登場。

光臨天使シリーズ

第1作:光臨天使エンシェル・レナ
2005年に発売された作品。人工島上都市「ゼロポリス」を舞台に、朋衛玲奈=光臨天使エンシェル・レナが、ロアとは異なる異世界パレキシアから来たアザハイド帝国第三皇子ディネロと死闘を繰り広げることになる。ストーリーは、シリアスとハードの路線を重点に置かれている。ルートによってはレナ以外の光臨天使が登場する場合もある。
変身ヒロイン側が物語の中心になっており、ストーリーはレナの1人称で進む。
後の作品で魔法戦士シリーズとは世界観と時間軸を共有することが示されており、その中ではエンシェル・レナは最強クラスのヒロインとして扱われ、敵役のディネロは死亡扱いとなっている。
第1作リメイク:sin光臨天使エンシェル・レナ -REINCARNATION-
2017年に発売された、光臨天使エンシェル・レナのリメイク作品。「ゼロポリス」が舞台であることやヒロイン側視点で物語が進む点は変わらないが、主人公エンシェル・レナ(朋衛玲奈)の他に、新たにエリカ・ラ・エティエンヌが光臨天使の一人として登場するほか、人物・設定の一部が変更されている。
sin光臨天使エンシェル・レナFD -FACE THE DESTINY-
2018年に発売された、『sin光臨天使エンシェル・レナ』のファンディスクで、後日談やスピンオフのストーリー5本を収録。

第2期シリーズ

第1作:魔法戦士シンフォニックナイツ〜女神を継ぐ乙女たち〜
2007年に発売された、第2期シリーズ最初の物語。世界観や設定は第1期シリーズと共有し、そこから数年後の物語となっている。魔力集積都市「エクセリウム」が舞台となり、メッツァーが送り込んだ副官・セラフィとの出会いで野心に目覚めた国際巨大企業「インペリオ」の魔力研究員・雨塚鷹佑が主人公となり、強化戦士「ファルケ」となって、百合瀬莉々奈が結成した正義の魔法戦士「シンフォニックナイツ」と死闘を繰り広げる。
魔法戦士側では、魔力と科学の融合技術「M3システム」によって生み出された魔法戦士のシンフォニックリリーシンフォニックシュガーが登場。また、終盤のイベント内にのみにエリクシルライムが名前を明かさずに登場している。
第2作:魔法戦士エリクシルナイツ〜運命に繋がれし乙女たち〜
2007年に発売された、『シンフォニックナイツ』と同様に世界観や設定が第1期シリーズと共有している物語で、『シンフォニックナイツ』とほぼ同じ時間軸にストーリーは進んでいる。地上世界で魔力の研究開発を行っている学園都市「アマギス」が舞台となり、メッツァーの策謀によって異世界「パレキシア」の「アザハイド帝国」より脱走した変容魔法(メタモライズ)を扱う幻影錬金術師のシルヴァ・ラドクリフが主人公となり、自らの野望を達成させるために同じく変容魔法の力を得た魔法戦士エリクシルナイツと激闘を繰り広げる。
魔法戦士側では、変容魔法を応用して戦う魔法戦士のエリクシルライムエリクシルローズが登場。また、物語に異世界パレキシアが少なからず関わっているため、光臨天使エンシェル・レナのキャラクターも少しながら登場しており、その会話の中で、シルヴァの脱走の経緯やアザハイド帝国の政変についてが語られている。
第3作:魔法戦士レムティアナイツ〜光の乙女たち〜
2008年に発売された、『シンフォニックナイツ』『エリクシルナイツ』の続編で、第2期シリーズの完結編にあたる物語。異世界ロアにて、女王となったティアナと熾烈な対立を繰り広げた末に「銀髪の魔王」とまで呼ばれるようになった闇の勢力の首魁・メッツァー・ハインケルが、自らの野望を達成させるために再び地上世界へ乗り込む。舞台は第1作や第2作と同様、地上世界の国際教導学園である。
魔法戦士側では、聖涙石、M3システム、メタモライズの力を複合させて戦う9番目の魔法戦士レムティアシータが登場。物語前半では主にレムティアシータが所属する地下組織「白薔薇」が敵であるが、後半からはシンフォニックナイツやエリクシルナイツ、エンシェル・レナとも戦うことになり、最終決戦では第1期シリーズで活躍したスイートナイツが立ちはだかるなど、これまでの魔法戦士シリーズに登場した魔法戦士達が、メッツァーの敵として総登場している。
第4作:魔法戦士ネクストイグニッション
2016年に発売された、『レムティアナイツ』の正式な続編。ストーリーは前作でメッツァーが魔法戦士達によって封印されたルートの続きとなっている。
第1期、2期に登場した魔法戦士達がほぼ登場しており、メッツァーを復活させるべく暗躍するファルケとシルヴァの二人が敵として立ちはだかる展開になっている。また一部の魔法戦士達の担当声優が変更された。

第3期シリーズ

第1作:魔法戦士イクシードナイツ -新たなる世界の女神たち-
2018年発売。『ネクストイグニッション』の続編で、前作でのファルケとシルヴァによる計画が魔法戦士たちにより阻止された後の物語。舞台は地上世界の国際教導学園で、百合瀬莉々奈によって買い取られ次世代の魔法戦士を育てるべく魔法教育が行われている。
主人公はある特別な血脈を持つ沢渡継。ある日出会ったノエルと名乗る少女より聖涙石のかけらを入手、その力で手駒となる魔法戦士を生み世界を支配するよう促される。そして学園で出会った真咲百果と裁明寺紫鶴の2人をある出来事にて魔法戦士イクシードピーチイクシードアイリスへと変える。野心に目覚めた継はキールと名乗り、影でイクシードナイツを操って今までの魔法戦士たちに戦いを挑む。
過去作からはシンフォニックナイツの2人とスイートリップが登場。コスチュームがリニューアルされている。
第2作:魔法戦士エメロードナイツ -絆を紡ぐ女神たち-
2019年に発売された、『イクシードナイツ』の続編。舞台は引き続き地上世界の国際教導学園である。主人公は前作に続いてキール。前作での魔法戦士との戦いですべてを失い、副官ノエルは瀕死の重傷を負ってあるところで眠りについている。キールはシルヴァの組織「アルケゼスト」の一員となっており、同じくその一員のマリエラとともに行動する。
新たな魔法戦士としてエメロードフィーネエメロードミスティが登場。フィーネに変身する御白晴香の父が遺した「エメロードラピス」の力で変身する。フィーネはストーリーの開始時点で魔法戦士として活動している一方、ミスティに変身する黒宇霞はフィーネの変身システムを狙う諜報員として晴香に近づくが、ある出来事をきっかけに魔法戦士になる。
イクシードナイツの2人のほか、過去作からはエリクシルナイツの2人が学園の教師となって登場。エリクシルナイツのコスチュームがリニューアルされている。
第3作:魔法戦士レムティアナイツ2 -こわれゆく世界の女神たち-
2021年に発売された。
突発的な「魔法災害」が起き続けている地上世界。『エメロードナイツ』の出来事で責任者が失脚、機能しなくなった政府の魔法災害対策室に所属していた先鋭的な技術者・官僚たちは「エニグマ」と称する機関を組織。世界が魔法によって壊れつつあると考え、魔法の力すべてを選ばれし自分たちが管理し、世界を統制し支配するという野望を抱く。その達成の一歩として魔法戦士の力を暴き、奪うべく行動する。そして狙われたのがレムティアシータであった。
ロアの女神近衛団から派遣された新たな魔法戦士としてレムティアイオタが登場。過去作からはスイートキッス、スイートパッション、シンフォニックシュガーが登場。
第4作:魔法戦士 FINAL IGNITION~永遠の女神たち~
2022年発売。魔法戦士シリーズの完結編となる物語。
世界の混乱は地上のみならず、ロアにも及んでいた。キールの出現によって女王ティアナの治世は揺らぐ。そんな中でキールはメッツァーの封印を解いてしまう。これによりティアナへの不信が増し、ロアの体制そのものが崩壊の危機に陥る。ティアナは地上世界とロアの平和を取り戻し、自らの手でメッツァーやキールとの決着をつけるべく、魔法戦士エターナルティアとして再び地上世界へ戦いに赴く。過去作品に登場した魔法戦士全員が登場。

番外編

第1作:炸裂スイートファイト!
2005年に発売された『魔法戦士スイートナイツ Complete Disc』に収録。他の同梱作品と同様に、主人公はメッツァー・ハインケルが務める。『スイートナイツ2』のパラレル展開となっており、設定も若干変更されている。また、戦闘はターン制からアクティブタイムバトル制に変更されており、ミニゲーム要素の強い作品となっている。
本作で、魔法戦士シリーズと『エンシェル・レナ』の登場人物達が初の競演を果たしており、双方の物語が同じ世界観を共有していることが明らかとなっている。
第2作:セイクリッドグラウンド
2008年に発売された、第1期と第2期の魔法戦士シリーズや、それらと世界観を共有する『エンシェル・レナ』の登場人物達が総登場する作品。『炸裂スイートファイト!』と同様にパラレル展開となっており、時間軸は『シンフォニックナイツ』や『エリクシルナイツ』のストーリー後となっている。主人公はメッツァー・ハインケルが務める。
『炸裂スイートファイト!』の改良版とも言える内容となっており、物語の展開や戦闘シーンがアクティブタイムバトル制になっているのも同じで、ミニゲーム要素の強い作品となっている。
第3作:来てね!魔法戦士の学園祭 〜FANDISCの乙女たち〜
2009年に発売された、第2期魔法戦士シリーズのスペシャルファンディスク。第2期の登場人物のほとんどが登場する。時間軸は、『レムティアナイツ』のストーリー後。第2期で活躍した魔法戦士達が開校した「私立白耀魔法学園」が舞台となり、魔法戦士でもなければその敵役でもないごく普通の学生・萩原祐一が、物語の中心となって進んでいく。また、魔法戦士セレナ、魔法戦士シンシア、正義女王の3人が新たなヒロインとして登場する。
麻雀スロットクイズといったミニゲームが満載で、それらをクリアするごとに様々なシーンを閲覧できるようになる。
第1期のヒロインであるスイートナイツは直接ストーリーに絡んでくることはないが、ミニゲームクリアのおまけ得点の「あるストーリー」にて登場する。
第4作:魔法戦士エクストラステージ 〜10th Anniversary〜
2012年に発売された、シリーズ10周年を記念して作られた作品。スイートリップ、エンシェル・レナ、レムティアシータが登場し、それぞれ個別に独立したシナリオが用意されている。また、「もし魔法戦士に迫られたら」「もし魔法戦士が妹だったら」など本編とは別の世界観で作られたシナリオもある。
上記3人以外の魔法戦士や敵役の主人公は登場しない。
第5作:魔法戦士エクストラステージ2 学園感獄
2014年に発売された作品で、エクストラステージとほぼ同じ形式の外伝作品。『魔法戦士の学園祭』の舞台であった私立白耀魔法学園が舞台となり、同作品に登場したセレナ、シンシア、正義女王の3人と、第2期シリーズに登場したシンフォニックシュガーとエリクシルローズの2人を加えた計5人の魔法戦士が、メッツァー・ハインケルに付き従っていた上魔・ディラックと戦う展開となっており、本作で正体不明であった正義女王の出自やディラックとの因縁が明らかになる。
第6作:魔法戦士 ENDLESS DESIRE
2017年『Triangle Complete Disc 5』に収録(後に単体でダウンロード販売)。白耀学園を舞台に、魔法戦士の熱狂的ファンである男子生徒が主人公。魔法戦士たちに対し思い描いた「欲望」が実現化できる力に気づいた主人公が、次々に欲望を露わにしていく。
第7作:魔法戦士エクストラステージ3 -引き裂かれた女神たち-
2019年に発売された外伝作品。シンフォニックリリーとシンフォニックシュガーの2人が登場。『エメロードナイツ』の少し前の時期、魔法犯罪者を脱走させている組織を調べる2人であったが、罠にはめられて分断される。
第8作:魔法戦士INTERLUDE PHANTOM
2020年『Triangle Complete Disc 6』に収録(後に単体でダウンロード販売)。『イクシードナイツ』と『エメロードナイツ』の間のエリクシルナイツ側、および副官ノエルに起きた出来事を描く。
第9作:魔法戦士レムティアナイツ2 Fall into lust
2022年発売。『レムティアナイツ2』の追加アペンド作品。レムティアナイツの2人が敵組織「エニグマ」の手に堕ちるルートで受けた調教を描く。ダウンロード専売。
第10作:魔法戦士 memory of gray
2022年『Triangle Complete Disc 7』に収録(後に単体でダウンロード販売)。『エメロードナイツ』の本編後にエメロードナイツたちが出会った事件を描く。
第9作:魔法戦士レムティアナイツ2 Another World
2022年発売。『レムティアナイツ2』の追加アペンド作品第2弾。レムティアシータが上魔ディラックに敗北したルートを補完するストーリー。ダウンロード専売。

その他

Triangleの変身ヒロイン作品の中で、魔法戦士シリーズとは別の世界観であるが、その特徴が多く盛り込まれている作品である。

たたかえ!プリンセス
1999年発売。2012年現在は絶版となっている。魔法戦士シリーズとは異なり、ストーリーはコメディ路線となっているが、設定や要素などが後に発売される『スイートナイツ』をはじめとする魔法戦士シリーズの基盤となっている。
魔導装兵クラインハーゼ
2009年発売。戦争の続くある大陸にて、魔術と科学の融合した「魔動装兵」と呼ばれるヒロインたちが敵国の生体兵器と戦う。物語は近世ヨーロッパをイメージした世界で展開し、主人公やヒロイン達が正規の軍人であるために魔法戦士シリーズより若干SF要素の強い物となっている点が特徴。
エグゼクタースクリプト
2010年発売。「エグゼクター」と呼ばれる魔法に似た能力を持った戦士達が活躍し、主人公もまたエグゼクターとして、正義のために戦うヒロイン側と、覇道のために戦う親友との間で葛藤していくことになる。主人公が正義でも悪でもない中立として戦う、ストーリーや設定が特徴。
妄想ぷろとこる!
2011年発売。ストーリーは「魔法戦士が空想の存在となっている現実世界」で展開される、ほぼ完全なコメディ路線。平凡なアニメオタクの少年が、タイトル通り「妄想」で架空の存在とされている変身ヒロイン達を実体化させ、共に生活を送る内容となっている。
魔法戦士シリーズと直接の絡みこそ皆無だが、設定や要素は魔法戦士シリーズと共通しているところがある。
魔法戦士フェアリーメイズ
2011年発売。太古より魔力の流れや増減を管理するシステム「ordar」に選ばれた魔法戦士であるフェアリーメイズが、そのordarから離反した「chaos」に選ばれた邪悪な存在フェレスと戦う事になる。Triangleの変身ヒロイン作品としては珍しく、ヒロイン側の視点で物語が描かれる。2015年には、コンプリートディスクの追加コンテンツとして『魔法戦士フェアリーメイズ・エクストラステージ』が製作されている。なおタイトルに「魔法戦士」を冠するがスイートナイツ等の魔法戦士シリーズとは別の世界観である。
ヴァンパイアクルセイダーズ
2012年発売。舞台は新たな人類・ヴァンパイアが、人間を家畜として支配する終末世界。ヴァンパイアでありながら人間に味方するヒロインを、兄である主人公が徐々に籠絡していく。
魔法剣姫アークキャリバー 魔族降誕
2013年発売。人間と魔族が争う世界を舞台に、魔界の下級幹部であるラグノが、魔族を討つ「宝剣」を管理・統括する国際組織である「カミュ」に所属するヒロイン達・アークキャリバーの通う学園に教師として潜入しつつ、彼女達と戦う事になる。物語は主にラグノの視点で描かれる。
クリムゾン・ルナティクス
2014年発売。魔法が認知された世界で、魔物と退魔チームである「アンチスペクター」が戦っている魔法専門家の育成学園「インテグラル・ソーサリアン・アカデミー」が舞台となっている。アンチスペクターと魔物の戦いに巻き込まれて死亡し、悪魔・モルフェリスに生き返らされた主人公・本条鍔人(ほんじょう つばと)が、次に月が紅く染まるのを命の期限に、アンチスペクターに所属する少女達と戦う事になる。物語は主に鍔人の視点で描かれる。
神骸魂装姫ヤクモ
2014年発売。異世界の侵略者アドリスファによって壊滅状態に陥った世界で、神骸魂装姫(じんがいこんそうき)と呼ばれる少女達がアドリスファと戦う事になる。
幻聖神姫セイクリッドヴァース
2015年『幻聖神姫LINEAGE-セイクリッドリネージュ-』として発売された後、2016年にリニューアルした作品[3]。魔法が認知されていない世界で、異世界・エッダ界の魔導組織「ゲーティア」に所属し、人間界にやってきた主人公の魔導師・フォルネウスが、無限の魔力を生み出す光の剣・アールヴを巡ってセイクリッドクレールセイクリッドノワールの2人と戦う事になる。物語はフォルネウスの視点で描かれる。
幻聖神姫セイクリッドFD
2016年発売。セイクリッドヴァースのオムニバス形式ファンディスクである。世界観を広げる目的で新たに6つのIFストーリーが描かれている。
神装剣姫アークセイバー~魔族懐胞~
2020年発売。人類がその身に持つ「アーク」と呼ばれるエネルギーを求め、人類の新たな脅威として出現した「異世界」からの侵略者である魔族と、それに対抗するべくアーク保有量の高い人材から選ばれ育成された人類側の戦士アークセイバーと呼ばれるヒロインたちの戦いを描く。
プリンセスクライシス
2020年発売。人間、妖精、小人、獣人の4種族が暮らす辺境の島が舞台。数百年前に封印された魔王が復活する予兆が現れる。主人公は封印の結界を作った魔導士の子孫ベルナール。魔王の「復活に協力すれば若返らせてやる」との甘言に乗り、4種族の「姫」たちを罠にかけようとする。魔王の封印を強固にするため変身してダンジョンに入る姫たちとのバトル。
天翼のアスクレイン
2021年発売。8年前、異形の集団に襲われた街「燈翠園市」が舞台。主人公はその事件の生き残り泉羽真久郎。ヒロインは異世界の王族ルアナが変身するアスクレイン・クリスタと、真久郎の幼馴染・紗耶香が変身するスクナノヒメミコ。彼女たちが異世界からの侵略者「降天魔種」と戦う。
天翼のアスクレイン NIGHTMARE CURSE
2021年発売。『天翼のアスクレイン』のアペンド作品。ダウンロード専売。

総集編

魔法戦士スイートナイツ CompleteDisc
2005年発売。『スイートナイツ』『プリンセスティア』『スイートナイツ2』の第1期シリーズ3部作を収録したコンプリートディスク。
上記3作の他に、バトルゲームの番外編である『炸裂スイートファイト!!』も収録されている。
魔法戦士コンプリートディスク2
2010年発売。『エンシェル・レナ』『シンフォニックナイツ』『エリクシルナイツ』『レムティアナイツ』の第2期シリーズ3部作と番外編1作の計4作を収録したコンプリートディスク第2作。
魔法戦士コンプリートディスク3
2010年発売。『セイグリッドグラウンド』『魔法戦士の学園祭』『魔動装兵クラインハーゼ』『エグゼクタースクリプト』のバラエティに富んだ4作品を収録した、コンプリートディスク第3作。
Triangleコンプリートディスク4
2015年発売。『妄想ぷろとこる』『魔法戦士フェアリーメイズ』『ヴァンパイアクルセイダーズ』『魔法剣姫アークキャリバー』の4作品を収録した、コンプリートディスク第4作。追加コンテンツとして『魔法戦士フェアリーメイズ・エクストラステージ』を収録。
Triangleコンプリートディスク5
2017年発売。『クリムゾン・ルナティクス』『神骸魂装姫ヤクモ』『魔法戦士エクストラステージ』『魔法戦士エクストラステージ2』の4作品を収録した、コンプリートディスク第5作。追加コンテンツとして『魔法戦士ENDLESS DESIRE』を収録。
Triangleコンプリートディスク6
2020年発売。『幻聖神姫セイクリッドヴァース』『幻聖神姫セイクリッドFD』『sin 光臨天使エンシェル・レナ』『sin 光臨天使エンシェル・レナFD』の4作品を収録した、コンプリートディスク第6作。追加コンテンツとして『魔法戦士INTERLUDE PHANTOM』を収録。
Triangleコンプリートディスク7
2022年発売。『魔法戦士イクシードナイツ』『魔法戦士エメロードナイツ』『神装剣姫アークセイバー』の3作品を収録した、コンプリートディスク第7作。追加コンテンツとして『エメロードナイツ』の新作シナリオ『魔法戦士 memory of gray』を収録。

関連商品

ファンディスク

さんかく祭 Vol.1
2004年8月、コミックマーケット66にて販売。
タイピングゲーム『ナイツ打!』、ホームページに掲載されたショートストーリーの音声付き特別版『魔法戦士達のなつやすみ☆』などを収録。
さんかく祭 Vol.2
2005年2月発売。魔法戦士関連では『プリンセスティア』の本編未収録シナリオとBugBug誌に連載された小説の挿絵を収録。

アダルトアニメ

  • 『魔法戦士スイートナイツ~ヒロイン凌辱指令~I』アルコ&EVE、2004年4月。
  • 『魔法戦士スイートナイツ~ヒロイン凌辱指令~II』アルコ&EVE、2004年8月。

フィギュア

  • 『魔法戦士スイートナイツ2』1/10アクションフィギュア - アトリエ彩、2008年。
    • スイートリップ、スイートキッス、スイートパッションの3キャラクター。通常版のほか、「セクシーVer.」と「リペイントカラーver.」がある。
  • シンフォニックリリー 1/6PVCフィギュア - アトリエ彩、2008年。

関連書籍

  • 『魔法戦士スイートナイツ+魔法戦士プリンセスティア 調教原画集』彩文館出版、2004年。
  • 『光臨天使エンシェル・レナ&魔法戦士スイートナイツ2 凌辱原画集』彩文館出版、2008年。
  • 『魔法戦士スイートナイツ アンソロジーコミックス』キルタイムコミュニケーション、2005年。

小説版

  • 『魔法戦士スイートナイツ』パンプキンノベルズ、著:あもんひろし、イーグルパブリシング、2003年9月。
  • 『魔法戦士プリンセスティア』パンプキンノベルズ、著:あもんひろし、イーグルパブリシング、2003年10月。
  • 『魔法戦士スイートナイツ2(上巻)』パンプキンノベルズ、著:あもんひろし、イーグルパブリシング、2004年11月。
  • 『魔法戦士スイートナイツ2(下巻)』パンプキンノベルズ、著:あもんひろし、イーグルパブリシング、2005年1月。
  • 『光臨天使エンシェル・レナ』パンプキンノベルズ、著:高橋ショウ、イーグルパブリシング、2005年7月。
  • 『光臨天使エンシェル・レナ 淫辱の螺旋』二次元ドリームノベルズ、小説:黒井弘騎・挿絵:三色網戸。、キルタイムコミュニケーション、2005年8月。
  • 『魔法戦士シンフォニックナイツ』二次元ドリームノベルズ、小説:空蝉・挿絵:あきのしん、キルタイムコミュニケーション、2007年6月。
  • 『魔法戦士エリクシルナイツ~運命に繋がれし乙女たち~』二次元ドリームノベルズ、小説:斐芝嘉和・挿絵:FCT、キルタイムコミュニケーション、2007年12月。
  • 『来てね!魔法戦士の学園祭』パンプキンノベルズ、著:児玉新一郎、イーグルパブリシング、2009年7月。
  • 『sin 光臨天使エンシェル・レナ FD THE NOVEL』二次元ドリームノベルズ、小説:黒井弘騎・挿絵:三色網戸。、キルタイムコミュニケーション、2019年11月。
  • 『魔法戦士エメロードナイツ-絆を紡ぐ女神たち-』ぷちぱら文庫、著:野山風一郎、パラダイム、2020年5月。

脚注

  1. ^ 魔法戦士完結編”. Triangle. 2022年1月12日閲覧。
  2. ^ 美少女遊び”. 2022年1月12日閲覧。
  3. ^ route2_triのツイート(811495358207377409)

関連項目

外部リンク