野田貝塚
野田貝塚(のだかいづか[1])は、千葉県野田市清水にある縄文時代後期の貝塚。別名は清水貝塚。1936年(昭和11年)7月17日、千葉県指定史跡となった[2]。
概要
東南東に開口部をもつ馬蹄形貝塚である。貝層は直径約150 mに分布する。野田市教育委員会が発掘調査を行ったところ、縄文時代後期(約3,800年前から3,000年前)の堀之内式、加曽利B式、安行I・II式等の土器をはじめ、土製耳飾り、土偶等の土製品や石斧、石鏃、石棒等の石器類なども多数出土した。貝層はヤマトシジミ(汽水に棲息)が主のものや、内湾に棲息する貝(オキシジミ・ナミマガシワなど)を主とするものなどがある。貝層からは獣骨や魚骨等の動物遺存体も多数発見されている。奥東京湾地域における縄文人の生活などを知る上で重要。
所在地およびアクセス
脚注
- ^ “野田貝塚(のだかいづか)” (日本語). 野田市ホームページ 2021年2月16日閲覧。
- ^ 千葉県. “野田貝塚”. 千葉県. 2021年2月16日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 野田貝塚 - まるごとe!ちば(千葉県観光物産協会)