鄭検
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鄭検(チン・キェン、Trịnh Kiểm、1503年 - 1570年)は、ベトナムの黎朝の権臣、東京鄭氏の一代目当主。阮淦の娘婿。黎朝の皇帝の荘宗、前廃帝、中宗、英宗に仕えた。
1545年、阮淦は莫朝の降将楊執一に暗殺され、鄭検が跡を継いだ。黎朝により「都将、節制各処水步諸營、兼総内外平章軍国重事、太師、諒国公」を封ぜらた。ただし、黎朝の皇帝に実権はなく、鄭氏が全てを掌握していた。鄭検に阮氏の持っていた権力を奪われ、阮淦の長男阮汪を殺害し、次男阮潢にフエに追放された。鄭検の執政期間、黎朝と莫朝との間で内戦が続いた。
1570年、鄭検は死去し、長男の鄭檜が嗣位した。明康太王の廟号を贈られ、忠勳王と諡された。
その頃、莫敬典は莫朝軍隊を率いて南下し、黎朝を討伐した。鄭検の次男鄭松は莫朝軍隊を擊退し、鄭檜を廃して、平安王と自称した。
家族
参考文献
- Annam and its Minor Currency Chapter 16
- A Glimpse of Vietnams History
- Genealogy of the Royal Nguyen Family
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