遠山正瑛

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Theiredges160 (会話 | 投稿記録) による 2015年12月9日 (水) 15:27個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎関連項目)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

内モンゴル自治区にある遠山正瑛記念館

遠山正瑛(とおやま せいえい、1906年12月14日 - 2004年2月27日[1])は、日本の農学者園芸学者鳥取大学名誉教授(元・農学部教授)。

山梨県富士吉田市出身[2]。旧制日川中学校(現・山梨県立日川高等学校)、京都帝国大学[3]

来歴

1906年(明治39年)生まれ。

1962年 京都大学 農学博士 論文の題は「砂丘地の特殊環境と適応作物の研究 」[4]

1991年(平成3年)、NGO日本沙漠緑化実践協会を設立し、以降、クブチ砂漠中国内モンゴル自治区)で、ポプラの植樹など、ボランティアと共に緑化活動を行った。

2003年(平成15年)8月、その功績から、アジアのノーベル賞といわれる「ラモン・マグサイサイ賞」(平和・国際理解部門)を受賞した。

2004年(平成16年)2月、肺炎により逝去(享年97)[5]

2005年(平成17年)11月鳥取砂丘の「こどもの国」に、「遠山正瑛記念資料室」が開設された[6]

長男である遠山柾雄は、1989年(平成元年)からザンビアで植林計画をはじめるなど、遺志を継いでいる[7]。  

脚注

関連項目