遠山正瑛
遠山正瑛(とおやま せいえい、1906年12月14日 - 2004年2月27日[1])は、日本の農学者・園芸学者。鳥取大学名誉教授(元・農学部教授)。
山梨県富士吉田市出身[2]。旧制日川中学校(現・山梨県立日川高等学校)、京都帝国大学卒[3]。
来歴
1906年(明治39年)生まれ。
1962年 京都大学 農学博士 論文の題は「砂丘地の特殊環境と適応作物の研究 」[4]。
1991年(平成3年)、NGO日本沙漠緑化実践協会を設立し、以降、クブチ砂漠(中国・内モンゴル自治区)で、ポプラの植樹など、ボランティアと共に緑化活動を行った。
2003年(平成15年)8月、その功績から、アジアのノーベル賞といわれる「ラモン・マグサイサイ賞」(平和・国際理解部門)を受賞した。
2004年(平成16年)2月、肺炎により逝去(享年97)[5]。
2005年(平成17年)11月、鳥取砂丘の「こどもの国」に、「遠山正瑛記念資料室」が開設された[6]。
長男である遠山柾雄は、1989年(平成元年)からザンビアで植林計画をはじめるなど、遺志を継いでいる[7]。