出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。EmausBot (会話 | 投稿記録) による 2012年4月21日 (土) 10:53個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (r2.7.2+) (ロボットによる 追加: az:Xəsislik)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。


(とん)は、仏教が教える煩悩のひとつ。

別名を貪欲、我愛という。万の物を必要以上に求める心である。

このような心は、我(近代哲学でいう自我に近い)を実体的なものとして把握してしまう誤りから起こる。

怒りの心である、真理に対する無知を意味する(痴)とあわせて三毒とされ、仏教で最も克服されるべき対象(人間の諸悪・苦しみの根源)とされる。

三不善根のひとつであり、六根本煩悩のひとつ。