西谷善太郎

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西谷 善太郎(にしたに ぜんたろう)家は近江国神崎郡小幡庄(滋賀県五個荘町小幡を経て、現東近江市五個荘小幡町)出身、出羽最上地方に最も早く進出した老舗近江商人、屋号は『最上屋』。歴代当主が襲名する名称

西谷善太郎家[編集]

歴代当主[1]

  • 布施源左衛門:(生年不詳-天正7年(1579年))安土に移住する。
  • 西谷源左衛門 (2代):(生年不詳-元和2年(1616年)八幡に移住し、源左衛門出身地である小幡庄より八幡小幡町と命名された。
  • 西谷善兵衛 (4代)善太郎(幼名):(慶長8年(1603年)頃-寛文6年(1666年))寛永4年(1627年)頃出羽地方を行商。
  • 西谷善太郎 (5代):(寛永14年(1637年)頃-正徳3年(1713年))借家から貞享3年(1686年山形に、宝永3年(1706年福島に店を建設する。
  • 西谷善太郎 (6代):(生年不詳-享保11年(1726年))山形の米屋を買収、享保7年(1722年福島大火により福島店焼失、大打撃を被る。
  • 西谷善太郎 (8代):八幡における最上・福島仲間(商売地として進出していた店)は十余軒あったと伝えられる。

文化年間(1804年-1818年)より凋落したと伝えられる。

一族

  • 西谷善九郎:5代善太郎弟、屋号は『西屋』。
  • 西谷治左衛門
  • 西谷権右衛門

脚注[編集]

  1. ^ 「近江商人列伝」 P133「最上屋 西谷善太郎」の項(江南良三著 サンライズ印刷出版部 1989年)

外部リンク[編集]

  • てんびんの里 五箇荘 東近江市 近江商人博物館. “列伝 - 西谷善太郎”. 2013年7月10日閲覧。