蝶番

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。MerlIwBot (会話 | 投稿記録) による 2012年5月24日 (木) 08:30個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (ロボットによる 追加: ru:Шарнирная петля)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

蝶番(ちょうつがい、: hinge)とは、開き・開き蓋などの開く建具を支え開閉できるようにする部品である。丁番とも書き、慣用的に「ちょうばん」とも読まれる。ヒンジとも言う。

語源と慣用語

語源は「の番(つがい)」であり、その形状を、とまっている雄蝶と雌蝶のカップルに見立てたものである。古文書和歌などに「てふつがひ」として出てくるので、古くから使われた日本語と思われる。

蝶番(ちょうつがい)を「ちょうばん」と呼び、当て字「丁番」を用いるようになった時期は明確ではないが、現代ではむしろ、こちらが主流となっている。はなはだしい場合、一部の建築用語辞典などでは「丁番」の項に、「ちょうつがいともいう」という説明が散見されるが、これは本末転倒といえる。

種類

平蝶番
一般的なもの
旗蝶番
取付側と扉側がそれぞれ上下に分かれたもの
抜き蝶番
軸部分が分割されていて、を取り外せるもの
裏蝶番
制御盤などに使われるもの
なつめ蝶番
フランス蝶番とも呼ばれる装飾蝶番
自由蝶番
両方向に動く蝶番
グラビティヒンジ
扉を開くと螺旋状にせり上がり、自重で自動的に閉まるようにしたもの

関連項目