芽むしり仔撃ち
芽むしり仔撃ち | ||
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著者 | 大江健三郎 | |
発行日 | 1958年6月 (講談社) | |
発行元 | 1965年5月30日 (新潮文庫) | |
ジャンル | 純文学 | |
国 | 日本 | |
言語 | 日本語 | |
ページ数 | 219 | |
前作 | 『飼育』 | |
次作 | 『見るまえに跳べ』 | |
公式サイト | http://www.shinchosha.co.jp/book/112603/ | |
コード | ISBN 978-4-10-112603-6 | |
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『芽むしり仔撃ち』 (めむしりこうち) は、1958年に講談社から出版された大江健三郎の長編小説である。
あらすじ
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
太平洋戦争の末期、感化院の少年たちは山奥の村に集団疎開する。その村で少年たちは強制労働を強いられるが、疫病が発生した為に村人たちは避難し、出入り口は封鎖され、少年たちは村に閉じ込められてしまった。彼らは“自由の王国"を建設しようと試みる。その後、村で暴力的な事件が発生し、少年たちと村人たちとの間で対立する構図が出来上がる。少年たちは閉ざされた村の中で自由を謳歌するが、やがて村人たちが戻って来て、少年たちは座敷牢に閉じ込められる。村長は村での少年たちの狼藉行為を教官に通知しない替わりに、村人たちはいつも通りの生活を送っていて、疫病も流行していなかった事にしろという取引を強要してくる。少年たちは当初は反発したが、やがて次々と村長に屈服してゆく。そして最後まで村長に抵抗する意志を捨てなかった「僕」は村から追放される。
登場人物
- 「僕」
- 物語の語り手。
- 南
- 「僕」の友人。
備考
大江自身は「今でも好きな小説」だという[1]。