笹山久三

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笹山 久三(ささやま きゅうぞう、1950年9月12日[1] - )は、日本の小説家労働運動家高知県幡多郡西土佐村(現・四万十市)出身[2]。本名:芝 久巳(しば ひさみ)[3]

人物・来歴

高知県中村高校西土佐分校卒。1969年横浜金沢郵便局入局(現在は配転により異動)[2]

1987年、『四万十川 あつよしの夏』によってデビュー。この作品により、1987年度文藝賞[2]、1989年度坪田譲治文学賞を受賞[2]、1991年には映画化もされた[2]

現在は日本郵便郵便外務社員を勤めるかたわら、作家活動に励む[2]。入局当初から全逓に加入していたが、方針や組合員に対する考え方の違いから、上部機関と衝突したため全逓を脱退。現在は郵政労働者ユニオンに加入している。[要出典]

著作

  • 『四万十川 あつよしの夏』河出書房新社, 1988.1 のち文庫
    • 『四万十川 第2部 (とおいわかれの日々に)』河出書房新社, 1989.6 のち文庫
    • 『四万十川 第3部 (青の芽吹くころは)』河出書房新社, 1991.1  のち文庫
    • 『四万十川 第4部 (さよならを言えずに)』河出書房新社, 1993.6 のち文庫
    • 『四万十川 第5部 (ふるさとを捨てても)』河出書房新社, 1995.2 のち文庫
    • 『四万十川 第6部 (こころの中を川が流れる)』河出書房新社, 1996.11 のち文庫
  • 『飢餓船』(河出書き下し長篇小説叢書) 河出書房新社, 1990.1
  • 『郵便屋』河出書房新社, 1992.12 のち文庫
    • 『郵便屋の涙』河出書房新社, 1998.9
  • 『幼年記かがやく大気のなかで』農山漁村文化協会, 1992.4
  • 『ゆたかは鳥になりたかった』後藤みえこ絵. 河出書房新社, 1995.6
  • 『やまびこのうた』河出書房新社, 1995.7
  • 『とおい夏の日 四万十川ものがたり』(ものがたりうむ) 河出書房新社, 1996.12
  • 『母の四万十川 第一部 (さいはてのうたがきこえる)』河出書房新社, 1996.3
  • 『母の四万十川 第2部 (それぞれの道)』 河出書房新社, 1997.12
  • 『母の四万十川 第3部 (かたすみの昭和) 河出書房新社, 1999.6
  • 『きみのおかげだよ』 (教育画劇の創作童話) 長新太絵. 教育画劇, 1997.11
  • 『ぼくの子そだて』(教育画劇みんなのえほん) 鈴木まもる絵. 教育画劇, 2001.11
  • 『四万十川のひかり』河出書房新社, 2013.11

脚注

  1. ^ 『文藝年鑑』2016
  2. ^ a b c d e f 【作家紹介】笹山久三(ささやまきゅうぞう)”. 高知県立文学館 (2016年10月20日). 2022年4月29日閲覧。
  3. ^ 従って笹山 久三(ささやま きゅうぞう)は、活動上の名前である為、戸籍上では架空の名前とみられる。[独自研究?]